カードローンやキャッシングと言えば消費者金融と考えられていたのは昔の話で、今では消費者金融よりも銀行のカードローンから借り入れを検討する方も増えています。
銀行は消費者金融の金利と比べると低い場合が多く、カード利用におけるATM手数料などのサービス面でも優れているため、借りられるのであれば銀行が良いとされるのも当然です。
ただ、ネックとなるのはカードローンの審査基準です。銀行は金利面やサービス面で優れる分だけ審査が消費者金融よりも厳しく、大手消費者金融のプロミスの審査やSMBCモビットの基準にクリアができる方であっても、銀行のカードローンでは審査に通過ができない場合があります。
あくまで銀行で「借りられるのであれば」が前提となりますが、カードローンの利用ができるなら、銀行からの借り入れを考えてみたいものです。
銀行での手続きは面倒で時間がかかる、カードローンの申し込みも手間がかかるのではないかと思う方もいますが、カードローンに関しては銀行でも早い手続きで契約まで進められるようになっています。
銀行のカードローンは申し込みから契約まで面倒?でも書いていますが、多くの銀行はカードローンの審査を保証会社が行うようになっているため、審査や契約には時間や手間はそこまでかかりません。
来店不要で契約ができるのは利点であっても、気になるのはWeb契約後の郵送物です。キャッシュカードでカードローン利用ができるタイプであれば、口座開設者なら郵送物もなくそのままカードローンの利用ができる場合がありますが、口座をお持ちでない銀行で借りる際にはどうしても郵送物が届きます。
届く郵送物は今後の借り入れや返済を行うために必要となるローンカード、またはキャッシュカードや、カードローンの契約書類などです。封筒に入って主に自宅宛に届けられますが、受け取りは本人限定となるとしても、封筒の差出人でカードローンの利用がバレてしまうのではないかと心配になる方もいます。
その点は、銀行のカードローンなら安心です。銀行から届く封筒は銀行名が書かれているだけに留まり、中に何の書類が入っているかは分からないようになっています。特にカードローンのようなデリケートな内容の場合には、封筒を開けない限りは外部からは分からないように配慮をしてくれているところが多いです。
これは消費者金融にも言えることで、大手の消費者金融では差出人名に消費者金融名やサービス名は記載をしないところがほとんどです。
ただ、消費者金融の場合にはサービス名を伏せていても、調べればどこからの郵送物かが分かってしまいます。封筒の差出人を家族に見られると、消費者金融ではカードローンの契約がバレる可能性があるのです。
消費者金融とは異なり銀行名が書かれた郵送物が届く銀行のカードローンでは、家族にバレにくい契約を進められるようになっています。どのように届くかは銀行によってそれぞれ違いますが、例えばネット申し込みで来店不要の契約が可能となるオリックス銀行カードローンでは、以下のような封筒でカードが届けられます。
オリックス銀行カードローンの場合には封筒の表には「ORIX Bank Corporation」、裏面にはロゴと銀行名、所在地が書かれているに留まります。裏面に書かれている「カードデスク」はカードローンの問い合わせ先となりますが、カードデスクの言葉を見ただけでカードローン契約と分かる方は多くはないでしょう。
このような封筒であれば自宅宛に届いても、消費者金融ほどの不安はありません。中身を見られてしまえばそれまでですが、しっかりと管理をして見られないようにしておけば、銀行のカードローンは消費者金融よりも郵送物でバレにくいと言えるのです。
郵送物の面で消費者金融と銀行を比べると、万が一にも家族に封筒などの郵送物を見られてしまっても、銀行なら消費者金融に比べて言い訳がしやすく誤魔化しやすい利点もあります。
消費者金融の場合には上にも挙げたように差出人はサービス名が書かれていませんが、調べれば消費者金融からの郵送物であるとすぐに分かってしまいます。しかし、銀行からの封筒なら中身を見られなければ、銀行での何らかの取引に関する封筒と誤魔化せます。
実際、銀行での店頭以外のWeb上での手続きなどで口座開設を行うと、後日に郵送物が届きます。口座を利用する上での約款が書かれた書類や通帳、カードとなり、銀行からの郵送物に関しては日常生活でも普通に届くものと言えます。
カードローン契約時の郵送物は中身を見られると言い訳のしようがありませんが、銀行からの封筒が届くだけなら特に問題はないでしょう。郵送物での家族バレを防ぎたい方にとっては、銀行のカードローンは安心して利用ができるサービスとなっているのです。