利便性に優れたDCキャッシュワン
多くの消費者金融が乱立する時代にあっても、DCキャッシュワンはネットでの申し込みから契約、カード受け取りまでの利便性に優れた銀行系消費者金融でした。
ネットでの手続きなら通常はローンカードの受け取りが郵送となるところが、旅行代理店やアコムの店頭窓口でもOKとしていたりと、自宅に何かが届くと困る方でも安心して利用出来たものです。
しかしそれも昔の話、現在のDCキャッシュワンは「キャッシュワン」として名前を変えており、かつてのアコムの子会社ではなく、じぶん銀行が提供するカードローンサービスとなっています。また、利用についても新規での申し込みは受け付けておらず、既存の利用者のためだけのサービスとなってしまっています。
ただし、じぶん銀行の「じぶん銀行カードローン」であれば、新規での申し込みや借り入れも可能です。来店不要のWeb上で完結する手続きとなり、最短即日審査回答、最短即日融資も可能となりますので、急ぎの方もじぶん銀行カードローンをチェックしておきましょう。
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キャッシュワンで契約をしていない方は今から新規で借りることは出来ませんので、他の銀行系を含む消費者金融や、手軽に来店不要で申し込める銀行カードローンでの借り入れも検討してみましょう。
キャッシュワンの歴史を見てみる
現在はキャッシュワンとなっているDCキャッシュワンは、元々はアコムを中心とした銀行系消費者金融会社でした。アコムや当時の東京三菱銀行系、そしてクレジット会社による出資の元で設立され、2002年に営業が開始されています。
担保も保証人も取らない、言ってみれば他の消費者金融とは特に何ら変わりの無いサービスであったように見えるDCキャッシュワンですが、上に挙げたカードの受け取り以外にも当時の他社消費者金融よりも大きな違いがありました。
それは「金利」です。DCキャッシュワンが営業を開始したのは改正貸金業法が施行される前の時代のため、当時の他社消費者金融は金利をグレーゾーンの上限である、29.2%までフルに取るところがほとんどでした。
中堅どころはもちろん、大手と呼ばれるところ、当時は業界を騒がせていた超大手の消費者金融でも、限度額が大きくならない限りは29.2%で貸し付けていたのです。
そんな中でもDCキャッシュワンは、当時でも上限を18.0%とする金利での貸し付けを行っており、グレーゾーン金利が当たり前だった時代においても、しっかりと上限金利を守った融資を行っていたのです。
ちなみに、DCキャッシュワンが営業をしていた2000年初期の頃は、銀行系の消費者金融は金利が低い傾向にありました。繰り返しになりますが、多くの消費者金融でグレーゾーン金利で貸し付けている中で、銀行系は18.0%を上限としていた事実があります。
DCキャッシュワンに限らず、当時は三菱UFJ銀行の中で窓口が設けられていたSMBCモビットについても、同様に上限金利が低かったのです。
今でも散見される「銀行系消費者金融は低金利」とする言葉は、当時の面影を残しているだけであり、現在の上限金利が明確になった状況においては、銀行系だからと必ずしも低金利ではありません。
当時聞かれたアコムとキャッシュワンの話
DCキャッシュワンは、設立がアコムを中心とした出資によるものなので、当然ですがアコムとは無関係ではありません。どちらも貸し付けを伸ばして業務の拡大をしなければならないのですが、両社は互いの顧客を取り合うような営業をしていたとも聞かれます。
例えばDCキャッシュワンを利用中にアコムに借り換えをしたいと申し出ると、DCキャッシュワンよりも僅かに低い金利での貸し付けを提案してきます。逆にアコムで借りている方が、DCキャッシュワンで借り換えをしたいとしても、同様です。
他の消費者金融間ではこういったやり方はあまり行われていないのですが、DCキャッシュワンとアコムについてはこのような方法で金利の引き下げも可能だったと言われています。
今でもキャッシュワンは借り換えやおまとめにも対応可能と、ホームページ上では相談を受け付けていますが、当時のようなやり方での金利引き下げは難しいです。何でもかんでも貸していき、とにかく貸し付けを伸ばしたかった当時だからこそ出来た方法なのです。
また、DCキャッシュワンにネットで申し込みをして、カード受け取りをアコムの店頭とすると、アコムの担当者による対応でDCキャッシュワンのカードが渡されます。そこで一言「うち(アコム)のカードもご検討下さい」と言われる場合もありました。
これから借りようとしている方に対して更に借りて欲しいとは、今ではとても考えられないやり方です。ただ、当たり前ですが現在ではこのような営業方法は一切取られていません。
現在のキャッシュワンについて少し知る
DCキャッシュワンからキャッシュワンとして「じぶん銀行」に承継されたサービスは、新規の受け付けはしていないだけで、既存客に対するサービスはしっかりと継続をしています。
ATMや銀行振り込みによる限度額内での借り入れ、返済も借り入れ同様に行えるのに加え、口座からの自動引き落としも出来ると、他の消費者金融での例えばプロミスの返済方法と比べても、特に不便を感じるようなものでもありません。
キャッシュワンのカードが利用出来るATMでは365日、ATMに稼働時間内ならカードが使え、ATM手数料も無料と優れたサービスとなっています。
また、上でも少し触れましたが、現在のキャッシュワンでは借り換えやおまとめを受け付けており、当然ながら既存客だけとなりますが、電話にてローンセンターに問い合わせることでおまとめ等の相談が出来るようになっています。
おまとめローンは東京スター銀行のおまとめローンを見ても分かる通り、借り入れを一本化することで返済の負担が軽減されます。細かく借りている借金をキャッシュワンにまとめられれば、今後の支払いが楽になるのです。
これだけのサービスを提供していながら新規の受け付け停止とは残念ですが、新規の方に対するローンの提供自体が停止しているわけではありません。別サービスとなりますが、同じく「じぶん銀行」が提供する「じぶんローン」であれば新規の申し込みは受け付けています。
ただ、その名の通り銀行のカードローンとなるため、審査基準は消費者金融に比べるといくらかは厳しくなる傾向にあります。昔の消費者金融であったDCキャッシュワンのイメージのままで申し込んでしまうと、審査落ちとなってしまう場合もあるのです。
また、厄介なことに「じぶんローン」は現在のキャッシュワン同様に変動金利商品です。日銀の金融政策等によっては契約時点よりも金利が高くなる場合もあるため、慎重に利用しなければなりません。
何かと関係のあるアコムとキャッシュワン
DCキャッシュワンの設立の歴史を見れば、アコムとの関係が深いのも当然ではありますが、今でもキャッシュワンとアコムは保証業務の面で関係を保っています。
新規申し込みを受け付けている「じぶんローン」は、保証はアコムが行います。多くの銀行カードローンに設定される保証会社が、じぶん銀行の「じぶんローン」ではアコムとなっているのです。
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過去にアコムでトラブルを起こしていたりすると、一見すると関係ないように見える「じぶんローン」であっても、保証会社としての審査に通らないために審査落ちとなってしまう場合があります。
現在の大手とされる消費者金融は、貸金業法の改正やグレーゾーン金利の撤廃に伴い、様々な業者やサービスがくっ付いたり離れたりしている場合がほとんどです。
一度も借りていないはずの消費者金融であっても、過去に借りてトラブルを起こしている業者を吸収している場合には、信用情報には問題が無くとも社内情報にネガティブな要素があると、審査落ちとなるケースは珍しくありません。
アコムと現在のキャッシュワン、じぶん銀行との関係に関わらず、多くの消費者金融や銀行で保証業務を含めて何らかの繋がりがあるものですので、金融事故には気をつけてキャッシングを利用したいものです。
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