収入が多くない方でも、アイフルのキャッシングは利用可能です。申し込みや利用条件には特に年収の制限はされておらず、銀行からの借り入れや目的を持つマイカーローンなどとは異なるため、アルバイトの方でも審査が受けられるのです。
だからと言って月々の収入が1万円や2万円程度の方では、アイフルの審査で厳しい結果となってしまう可能性がありますが、パート主婦の方で安定した毎月の給与所得があるなら、所得に応じた審査結果となることも考えられます。
アイフルではアルバイトやパートの方でも利用出来るとは言っても、あくまで収入に応じた貸し付けともなります。貸金業法で定めている総量規制の関係もあり、年収が多くない方は多くの借り入れが出来ないのです。
そのあたりも含め、あまり収入が多くない方がアイフルを利用する上での注意点やその他のポイントについていくつかまとめておきましたので、アイフルに申し込む前に一通り確認をしてみましょう。
基本的な内容となりますが、アイフルを利用するための条件は「20歳以上、69歳以下」の方で、「安定した定期的な収入を得ている」方となります。もちろんそれ以外にもアイフルの審査基準を満たす必要もあります。
アイフルでは20歳以上であれば申し込みができ、フリーターの方やパート主婦の方でも問題ありません。ただし本人に定期的な収入を持たない専業主婦の方はプロミスの専業主婦利用と同じように申し込み不可となっていますので、必ず自身に安定的な収入が必要となります。
安定した収入を得ているとしても、20歳未満で正社員として仕事をしており、毎月の給料が例えば100万円あるとしても、年齢の条件を満たしていないのでやはり利用は出来ません。
今はどこの大手消費者金融でも、未成年の方は収入の有無に関係なく、法定代理人の同意の関係なしに利用は出来ないとするところがほとんどです。収入があれば利用できても良いのではないかと感じる方もいるかもしれませんが、日本の法律の関係ではそれが難しいのです。
民法で「未成年が交わした契約は無効」とされているため、貸金業者としてはお金を貸したのに「無効だから返さない」と言われてしまう可能性が少なからず存在し、そこまでのリスクを背負ってまで無理に未成年にお金を貸す必要が無いのです。
ただ、アイフルの話からは外れますが、信販会社が発行するクレジットカードのキャッシング枠が付けられる場合であれば、未成年の方でもお金が借りられるケースもあります。
利用条件を見ると「69歳以下」となっていますが、仮にアイフルとの契約中、利用中に70歳になってしまったとしても、いきなり全額の返済を求められるわけではありません。「利用年齢を過ぎたからすぐに返して下さい」などとする理不尽な請求や取り立てはしてきません。
もしアイフルで契約中に70歳に達した際には、その時点で追加のキャッシング利用が出来なくなるに留まります。限度額に余裕があっても1円も借りていないとしても、その後にアイフルからお金を借りることは出来なくなります。
アルバイトでもパートでも収入があればOKとなると、何でもいいからお金が入っていればOKと間違った認識を持ってしまい、審査に落ちてしまう方もいます。アルバイトやパートとは言っても、あくまで「安定した収入」ですので、定期性の無い不安定な収入では「安定」が認められず、審査落ちとなる場合がほとんどです。
例えば株式やFXなどの投資による収入です。億単位のお金を動かしている方なら法人化をしている場合が多いため、役員報酬等で安定した所得として扱われるようにもなりますが、そもそも億単位の取引をする方は消費者金融を使うことは稀でしょう。
そういった方ではなく、無職で家にいるときには株式やFX取引をしていて、儲かる月もあれば損をする月もあり、前年度はトータルで200万円のプラスになっていたとする方は、収入はあるにはありますが安定性として認められず、職業も無職扱いとなってしまうためにアイフルの審査では落ちてしまうでしょう。
同じように安定に欠けるものとしては、ネットオークションでの転売や実体が不明とされるような個人で行っているネットショップ、個人事業主としての屋号もないフリーランスの方などです。
何れも開業届けを出していて、屋号のある個人事業主ならいくらか信用も増すものですが、個人で行っていると審査をするアイフル側としては「よく分からない収入」と判断されてしまいます。そもそも転売などでの儲けはとても安定した収入と呼べるようなものではなく、仮に独自審査で評判のライフティであるとしても審査落ちとなるでしょう。
アイフルでも他の人気消費者金融であっても、アルバイトやパートの方では限度額は大きくなりません。総量規制による年収の3分の1までの借り入れ制限だけでなく、やはりアルバイトの方は信用がどうしても落ちてしまいますので、大きな金額は貸せないのです。
他社消費者金融のアコムの話となってしまいますが、新規契約者の初回貸付金額は平均で15万円程度です。同じく大手消費者金融のアイフルでもそこまで大きくは変わらないとすれば、初回での限度額はそこまで大きくならないと考えられます。
その中でもアルバイトやパートの方となれば、更に小さな金額となる可能性もあります。とは言っても2万円や3万円の限度額となるのも考えづらいので、一つの目安として10万円も借りられれば上等と思っておくと良いでしょう。
1社からの借り入れ金額が小さいからと、複数の消費者金融でキャッシングを利用するのは避けるようにしましょう。利用件数が増えればそれだけ信用情報も汚れてしまい、それぞれの返済の管理も大きな手間となります。
全ての利用先消費者金融で同じ返済日や金額となっていれば良いですが、なかなかそうもいきません。アイフルには○○日に△△円の支払い、他社には□□日に××円の支払いといったように、返済期日も金額もばらばらとなる場合がほとんどです。
返済先が多くなればそれだけ支払いが遅れてしまう可能性もあり、延滞となれば通常の金利よりも高い利息が取られる遅延損害金が発生してしまいます。所謂「延滞金」といった類のものであり、大きな返済時の負担となってしまうのです。