消費者金融カードローンのSMBCモビットは、生活費に困ってしまったとき、突然の急な出費でお金が必要になったときに頼れるキャッシングで、審査結果によっては希望通りとはならない場合もありますが、時間次第では申し込み当日の即日での借り入れも可能としています。
パソコンやスマホからの来店不要キャッシングや、電話も郵便物も不要とするWeb完結の手続きが人気となっているため、手軽に素早く借りられる点ばかりが注目されがちです。
しかし、SMBCモビットではフリーでのキャッシングの資金使途は生活費に限るとはしていないため、例えば他社の借り入れからの借り換えでも、或いはいくつかの借金をまとめてしまうおまとめとしての使い方も可能となります。
SMBCモビットには商品としての「おまとめローン」が用意されているわけではありませんが、借りたお金を借り換えやおまとめとして使うことも可能なため、複数社で高い金利で細かく借りている方などは、SMBCモビットでのおまとめを利用すると返済が楽になる場合があるのです。
おまとめを使うためには、金利や限度額が重要なのは言うまでもありません。ある程度の限度額と、それなりに低い金利で借りられなければおまとめの意味は無く、その点で考えるとおまとめで使うなら、中堅以下の消費者金融となる借り入れ先は候補には挙がりません。
いくら総量規制で借金の上限が決まっているとは言っても、中小の消費者金融と大手の消費者金融では、限度額設定にどうしても差が出てしまいます。貸し付け条件だけなら、例えば小規模な消費者金融とされるライフティであろうと、他の大手消費者金融であろうと最大で500万円となっています。
しかし、審査を受けて通過し、実際に借りるとなったときには、そこまで大きな金額を中堅以下の消費者金融が出すことはハッキリ言ってほとんどありません。
大手だからと言って、500万円をポンと出すかと言えばそれもまた違うのですが、100万円前後の借り入れを希望される方の多いおまとめ一本化融資の場合には、やはり大手の方が有利なのは明白です。
金利面に関しても同様で、銀行系消費者金融の中堅どころとも言えるダイレクトワンを見ても、スルガ銀行系としていますが金利は上限で20.0%です。SMBCモビットの上限金利が18.0%である点から考えると、金利面ではどうしても劣ってしまいます。
総量規制には対象外とする貸し付けがいくつかあり、一方的に有利になる借り換えのおまとめによる借り入れは、対象外とされるケースが多いです。だからと言って、年収の3分の1以上の借金が絶対におまとめが出来るわけではなく、いくら対象外となっていても、年収の3分の1以上の借金がある方は審査が厳しくなります。
SMBCモビットのおまとめも返済をしてもらわないといけないため、過剰な貸し付けは基本として行いません。あくまで返済能力の範囲内でのキャッシングとなりますので、今後の返済の透明性に欠けてしまう多くの貸し付けは、審査でNGとする場合が多いのです。
ネット上には「おまとめなら総量規制以上でも借りられる!」などとする言葉も見られます。確かに嘘ではないのですが、現実問題として厳しい、よほど属性が良くないと、そのような大きな金額のおまとめは審査が通らないと考えておいた方が良いでしょう。
おまとめローンと聞くと銀行のイメージがあります。決して間違いではなく、消費者金融各社各サービスとも、大手アコムの借り換えのように「貸金業法に基づく借り換えローン」として提供しているところが多いですが、銀行に比べるとそこまで積極的ではないとされています。
銀行は消費者金融よりも低金利で高限度額であるため、借り換えやおまとめに向く商品であることは確かです。しかし、その分だけ借りるまでの審査基準が高く厳しくなっており、低金利が魅力で申し込みをしたけど、結局は借りられずに意味が無かったとなってしまうケースもあります。
消費者金融の場合でも審査はしっかりと行いますので、銀行でダメでも消費者金融なら必ず借りられるわけではありません。それぞれの審査基準を満たし、契約をしてやっと借り入れが出来るようになります。
ただ、一つの事実として、銀行よりも消費者金融の方が審査基準の面で見ればマシであるのは傾向としては間違いではないと言えます。銀行は低金利である分だけ審査も厳しく、逆に消費者金融は金利が高い分だけ、ある程度はリスクが取れます。
おまとめ目的での融資をしてもらったのに、返し終わった他所からまた借りてしまったり、借り入れを余計に増やして返済が出来なくなってしまった場合には、自力での返済をする術は無いと言えるでしょう。
そうなってしまうと債務整理をするしか道は残されていませんので、おまとめとして融資が実現した場合には、余計な借り入れは一切増やさずに返済に専念するようにしましょう。