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キャッシングの返済に困ってしまったときの荒業

借金返済に困った時のウルトラCとDとE

もう無理!借金が返せないと思った時、あなたならどうしますか?

長い人生には良い時もあれば悪い時もあります。良い時に作った借金が悪い時になると、とても返済することができないというケースはよくあることです。今回は借金で困ったときに切り抜ける方法についてご紹介します。

借金が返せなくなって取る行動パターン

返済が出来なくなると取るその場しのぎの行動

借金が返せなくなると、誰でも最初は「明日返します」のような返済資金のあてがないのに約束をします。無責任とはいえ、返さなければいけないことは十分に分っているからこそ、口から出まかせを言ってその場を切り抜けるわけです。

ところが資金手当てができないと、結局は約束を守ることができず何度も同じことを繰り返すことになります。

さらに自分の言い訳に辻褄が合わなくなると、催促から逃げるようになります。ここから先は返すつもりがない行動を取ることになります。催促の電話に出ずに、書面が送られてきても開封せず、とにかく逃げることしか考えていないはずです。

最終的に催告状が届き、初めて真剣に対処の方法を考えることになります。

返済が滞ったときに解決するウルトラC

催告状を出しても連絡が来ないときには、内容証明で債務残高を知らせ、「期限の喪失」を通知し一括返済が要求されます。このあとすぐに裁判所から「特別送達」で借金の請求が行われます。ここで同封された用紙に「和解による解決」を希望し、月額返済可能額を書き込む、と条件変更で緩和された支払いになる場合もあります。

その後、簡易裁判によって判決を迎えることになりますが、ここでも同じように月額返済可能額を書記官(判事あての書類)に知らせると示談による解決が促され、残債減額や月額返済額を変更してもらえるのが一般的です。

つまり、返せない債務者には回収できる分で処理してくれるわけです。

大事なことは借金を返す気持ちは持ち続けていることで、遅くとも条件変更になったら真面目に約束通り返済していかなければいけません。誠意の無い態度や、裁判所で約束した返済を守らないときには債券がサービサーなどに売却され、回収の専門家から請求を受けることになります。この先の状況はさらに悪い方向に向かいますので、きちんと約束を守ることが重要となってきます。

債権回収会社に移動した債権を解決するウルトラD

まずは債権回収会社、いわゆるサービサーという会社について説明します。

借金をしていたのに定めた条件通りに返さないばかりか、返そうともしない債務者に対して、回収見込みがないと判断してサービサーに売却します。債務者にとっては借金先が変わっただけと思うかもしれませんが、実際にはかなり厳しい状況になっていて、もはや後がないピンチのところまで来ています。

給料の差押えや退職金の差押えは当たり前となるので会社での立場が悪くなりますし、資産のあるモノは次々に競売にかけられる恐れがあります。もちろん相手は債権回収のプロですから、資産を隠したり偽装して家族名義に変えてもすぐに突き止めて回収されてしまいます。

また、金融機関や保険会社などありとあらゆるところに照会をかけるため、結果として借金返済が遅れたために回収されていることが広まってしまいます。

闇金融などの違法業者ではない分だけ厄介
サービサーは借り手側からすると厄介

サービサーはしっかりとした業者のため、闇金の取り立て屋とは違い、とても紳士的な対応をしてくれます。ただし、それは表面的なことであって、結果として取れるだけ取る回収に特化した企業なのです。

少なくとも債権を買い取った以上の回収をしなければいけないのですから、あらゆる方法で回収することは間違いありません。ちなみにサービサーが債権を買い取る価格は公表されていませんが、債権額の2~3%程度と言われています。

サービサーは回収することが目的ですが、不良債権を全額回収できるとは思っていません。債権額の3%で購入した場合、総額500万円の債権を15万円で買ったことになります。ここから最低でも残債の10%の50万円は回収したいでしょうから、逆に言うと50万円を返済できれば、一括返済交渉を進めることができます。

相手がサービサーともなれば、交渉事はかなり慣れた専門の弁護士などでなければ解決は難しくなってきます。それでも仮に10%で解決できるのであれば、債務者にとってはウルトラCどころかウルトラDの結果をもたらしてくれると思います。

債権者名も分らなくなった人のウルトラE

絶対に借りてはいけない闇金に手を出してしまうと、信じられないような取り立てが日常茶飯事で行われることがあります。苦しいからこそ借りたはずなのに、さらに苦しくなるのが闇金の特徴で、しかも債務者の生活どころか憲法が定めた生存権さえ無視するような取り立てが行われます。

どんなに交渉が上手い人でも、闇金業者と渡り合うことはできません。闇金と気付いたらすぐに闇金専門の弁護士に相談することです。そうはいっても普段から闇金対応を得意とする弁護士に知り合いがいるはずはないですし、知っていたとしても闇金に手を出しているくらいですから、弁護士費用があるとも思えません。

右も左も分からない方はまずは「法テラス」を訪ねて、事情を説明して弁護士費用の相談をしてみましょう。多重債務者であってもブラックであっても、保証人なしで弁護士費用を出してくれます。また弁護士も専門家を斡旋してくれますので、「法テラスからの紹介」と言って訪ねると裁判終了まで親身になって対応してくれます。

以後の手続きは、最初に弁護士から闇金業者に通知が行きます。以降、直接取り立てをすることができなくなるので、貴方の元に取り立て屋はやってきません。ここから弁護士は裁判所に対して「闇金業者」であることを証明し、違法な貸し付けであるために債権の無効を求めます。

闇金融業者からの借金は支払う必要すらない

闇金業者は高額利息をあきらめるどころか、貸し付けた元金さえ回収してはいけないことになり、債務者は闇金業者から借りたお金を1円たりとも払わずに債務が無くなるのです。つまり、無届営業している闇金業者は返済請求ができない、ウルトラEの処分が下ることになるのです。

数々の解決方法はありますが、基本としては貸した方が悪いのではなく、返さない方が悪いと肝に銘じて、解決してからも「約束を守る」ことを忘れずにいると借金で悩むことは無くなるはずです。

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