海外に存在する消費者金融と各国のルール
消費者金融にお世話になった、なっている方は、決して少ない人数ではありません。利用する人が多いからこそ、大小問わず様々な消費者金融があるのです。
お金を借りるには非常に便利な存在である消費者金融ですが、日本だけのものではありません。便利にお金を借りたいとする欲求は、古今東西を問わず存在するものなのです。では、外国の消費者金融はどうなっているのでしょうか。
知ったところで国内の消費者金融審査に対して何らかのメリットがあるわけではありませんが、一つの知識や情報として、海外の消費者金融について見てみましょう。
超大国のアメリカ合衆国の消費者金融事情
世界経済をリードする国であり、世界唯一の超大国としても知られている国、アメリカ。これだけの経済を支えているのは、人々の購買意欲の旺盛さと言っても過言ではありません。日本よりもかなり購買意欲が旺盛とも言えます。
家であろうと車であろうと、アメリカ人は手持ちのお金が無くとも積極的に購入をするのですが、通常のローンのほかにも消費者金融がその購買意欲を支えているのは言うまでもありません。
アメリカの消費者金融は、州によってそのシステムが大きく異なります。アメリカは連邦国家ゆえ、州ごとに法律が存在するのです。
ちなみにニューヨーク州の金利ですが、貸金業の免許を受けている業者の上限金利は25%となっており、日本のそれよりも若干高い金利となっています。一方で、貸金業の免許を持っていない人でも貸金業はできますが、その場合には上限金利が16%にまで引き下げられます。
貸金業としての登録を持たないと営業が出来ない日本と比べて、さすが「自由の国」とも言えるルールでしょうか。しかし、何でも深く考えずに浪費をする、ローンを組むとする考えによって、サブプライムローン問題が起こってしまったのも、また一つの事実と言えるでしょう。
隣国として何かと話題にあがる韓国の消費者金融
日本から最も近い外国とも言える国、それが韓国です。こちらの国も、日本と比べて購買意欲はきわめて旺盛と言えます。日本との最大の違いは、ギャンブルの存在。日本では違法とされているカジノが、韓国では合法化されているのです。
ホテルに併設されているカジノも数多く、カジノの周辺には数多くの貸金業者が軒を連ねています。通常の消費者金融はもとより、乗ってきた車を担保にお金を貸す業者もあるのです。
そんな韓国の消費者金融ですが、総量規制は存在しません。つまり、法律によって上限金額が制限されることはないのです。
金利は日本やアメリカと比べてもかなり高金利であると言えます。なんと年利で49%が一般的なのです。しかも以前は66%の更なる高金利であり、2007年に引き下げをしたほどです。
韓国の大手消費者金融がこの金利で貸し出しをしているため、最近では日本の消費者金融も進出をしています。
金融街として有名なイギリスの消費者金融
世界随一の金融街「シティ」を擁し、かつては世界の7つの海を制覇したと言われる大英帝国、イギリス。一見するとあまりお金を使わないようなイメージがあります。
紳士の国であり、身の丈にあった生活をしている印象ですが、実はそんなイギリスにも消費者金融は存在しており、しかもそれがかなりとんでもない消費者金融だというのです。
なんと、イギリスには貸し出しの上限金額も上限金利も存在しません。かつては上限金額は存在していたのですが、撤廃されました。上限金利がないことで、中には日本でのヤミ金並みの金利でお金を貸している業者も存在します。その金利はなんと2,689%なのです。
かつて、イギリスでも上限金利を導入する動きがあったのですが、高利で貸したい消費者金融団体はもちろんのこと、なんと借り手である消費者団体からも抗議があって頓挫してしまいました。消費者団体からの抗議の理由は「金利の低下 = 貸し出し審査が厳しくなる」ため、お金が借りにくくなるからです。
自動車産業の実績と信頼性の高いドイツの消費者金融
日本人はドイツ人にシンパシーを感じるところも多いことでしょう。互いに自動車産業で名を馳せている国であり、特にその信頼性で売り上げを伸ばしている国です。勤勉である国民性も、日本と似ています。ただ日本の場合、消費者金融で幾分そのたがが緩んでいるところはありますが、ドイツではその点も勤勉で実直であるといえます。
ドイツには「ノンバンク」は存在しません。つまり、消費者金融も存在しないことになります。貸金業を行うためには免許を取得しなければならないのですが、その大半が銀行や証券会社などです。彼らを通じてのみ貸金業は行われているといった実態です。
金利に関しては、市場金利の2倍、もしくは市場金利プラス12%の何れか低い方を上限としています。
経済大国となった中国の消費者金融
最後に、今や世界最大の経済成長を誇る中国です。社会主義国家とはいえ、現在の中国は社会主義と市場経済を融合させた開放路線をとっています。かつては中国では消費者金融は認められていませんでしたが、2009年に中国でも貸金事業が出来るようになりました。
その金利ですが、中国の中央銀行である人民銀行の基準金利の4倍以内と決められています。おおむねその基準金利は5%程度ですので、4倍とすると日本の消費者金融に近い年率20%ほどとなると想定されています。
また、貸し出し金額は月収の5倍までと定められており、日本の総量規制のようなものも導入されています。
主な国の消費者金融事情まとめ
国に合わせたルールになっている消費者金融
それぞれの国にはその国にあったルールで貸金事業が展開され、消費者金融として利用されています。日本は利用者保護の面が強い国であるとも言えるため、総量規制による借りすぎの制限や、金利の上限もしっかりと決められているなど、困ったときであっても海外での消費者金融よりも、いくらか安心安全に利用出来るようにもなっています。
ただ、どの国にしてもお金は借りたら返すのが当然のルールとなりますので、返済の計画を立てて無理なく支払いが出来るようにキャッシングを利用するようにしましょう。
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