様々なものがある本人確認書類
キャッシングの申し込みの際に必要となる書類と言えば、一昔前であれば申込書が挙げられます。しかし、最近では消費者金融も銀行もネットでの手続きが基本となってきているので、いちいち申込書に記入をするといった作業、提出をする手間もなくなりました。
しかし、もちろんそれだけではなく、最低限「本人確認書類」を提出しなければなりません。SMBCモビットのWeb完結のように一部ではペーパーレスのキャッシングも登場していますが、それでも本人確認書類の提出がなくなっているわけではありません。
有名どころの消費者金融のアコムやアイフルで借りるにも、メガバンクで借りる三菱UFJ銀行のバンクイック、三井住友銀行カードローンや更には地方銀行で借りる静岡銀行カードローンにおいても、本人確認書類は必要となります。
本人確認書類はキャッシングの手続きを進める上で基本中の基本とも言えますので、しっかりと知っておきましょう。
代表的な確認書類となる運転免許証
本人確認書類の中でも、最も代表的な書類と言えば運転免許証です。しかし、そもそも運転免許証は身分証明書ではなく、「車両を運転をする技能を有することを証明する書類」です。
そんな運転免許証がキャッシングの本人確認書類において確固たる地位を築いているのは、ひとえにその信頼性の高さからです。
運転免許証を発行しているのは、各都道府県の国家公安委員会、つまり公的機関ということになります。どこかの民間企業が発行した社員証と公的機関が発行した運転免許証、どちらのほうが信頼性が高いかといえば、もちろん後者です。
発行元がしっかりしているといった理由以外にも、運転免許証には偽造防止のための最新技術が盛り込まれていることも、さらに信頼性を高める理由です。最新の運転免許証にはICチップが内蔵されており、このチップには免許証に関するありとあらゆる情報が書き込まれています。
免許センターや警察署などにある機械でICチップを読み取れば、チップに書き込まれた情報を閲覧することが可能で、免許証の表面に書かれた情報と一致しているのか確認することも簡単です。運転免許証のICチップは、偽造や複製がきわめて困難なので、最新の運転免許証は非常に信頼性が高いのです。
確認書類として優れる免許証
さらに、必要な情報が全て運転免許証に盛り込まれていることも、キャッシングの審査にとっては大きなメリットです。氏名や生年月日、現住所、顔写真の情報は、キャッシングの審査において不可欠な要素です。
しかも、記載事項に変更があった場合には、裏面に記載事項が変更された旨の記載がなされます。現住所と記載の住所が異なる場合を除きますが、パスポートや健康保険証のようにわざわざ別の書類を提出する必要がありません。
デメリットとして挙げられるのは、誰しもが持つことが出来るわけではない点です。多くは安くはない費用を払って自動車教習所に通って検定を受け、免許センターで試験を受けて合格して初めて、運転免許証を持つことができるのです。
利用先によって対応に差はあるものの、運転免許証を返納した代わりに発行される「運転経歴証明書」を本人確認書類として認めているところもあります。
どこでも推奨される免許証
多くの借り入れ先を見てみると、申し込みに必要な書類として本人確認書類(運転免許証等)と記載がされています。やはりどこで借りるにも本人確認書類としては免許証を推奨しており、高い信頼性とキャッシングの契約に向く情報が盛り込まれているため、審査もスムーズに行える利点があるのです。
また、一部の借り入れ先では免許証だけで手続きが出来るとしており、消費者金融ランキングでも上位となるSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスでは、50万円を超える契約や他の借り入れとの合計で100万円を超えない場合であれば、原則として免許証だけでお金が借りられるようになっています。
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免許証が無い方は相談を
運転免許証がキャッシングの手続きを進める上では最も優れる本人確認書類となりますが、交付を受けていない方は、その他の本人確認書類で申し込みが進められるかを確認するようにしてください。
借り入れ先によっては免許証以外での本人確認書類として提出する場合には、別に何かの書類を用意しなければならない場合や、種類によってはそもそも本人確認書類として使えない可能性もあります。特に顔写真付きの書類で無い場合には確認書類として弱くなってしまうため、どのような書類であれば申し込みが可能かは確認しなければなりません。
基本的に免許証があれば手続きもスムーズで、プロミスのように免許証だけで一定額まで借りられるキャッシングサービスもあります。しかし、免許証の交付を受けていないと何かと面倒になってしまう場合もあるので、手続きを進める段階であれこれ書類を用意するといった手間をかけないためにも、まずはコールセンターに問い合わせてから申し込みをした方が間違いがありません。
早い借り入れを実現するためにはなるべく無駄は省くべきであるので、免許証をお持ちでない方は申し込み前にまずは必要書類について問い合わせるようにし、準備ができてから審査を進めるのが良いでしょう。
免許証をお持ちでない場合の各サービスでの対応は、それぞれによって異なります。必要となる書類も変わってくるので、書類の用意ができずに契約ができないといったことを避けるためにも、必ず問い合わせるようにしてください。
パスポートも確認書類として認められる
最後に見ておきたいのが、パスポートです。パスポートのメリットを挙げるとすれば、誰しもが持つことが出来る点でしょう。
運転免許証は運転する技能を有していないと発行してもらえませんし、健康保険証は保険料を納めていないと発行をしてもらえません。また、健康保険証は3種類ありますが、審査に有利だからと言ってサラリーマンでない人が共済保険の健康保険証を持つことはできません。
その一方でパスポートならば、赤ちゃんからお年寄りまで、技能を有していても有していなくても、どんな職業についていようが関係なく発行してもらえます。もちろん、犯罪歴のある人など「欠格事由」に該当する人は発行してもらえませんが、そういった特殊な事情を除けば全ての人に門戸は開かれています。
また、発行元がしっかりしているのも、パスポートを本人確認書類にするメリットです。パスポートの発行元は外務省であり、国のお役所です。この発行元を信頼できないのであれば、もはやどこも信頼することはできません。さらに、パスポート自体にもICチップが内蔵されており、偽造対策がしっかり施されている点も、本人確認書類としてはプラスポイントです。
デメリットとしては、発行するためのお金が高い点です。5年間有効のパスポートで11,000円、10年間有効のパスポートですと16,000円もします。健康保険証や運転免許証を持っていない人でもパスポートを持つことは出来ますが、10,000円以上の金銭負担は正直重いです。
本人確認書類の注意点
キャッシングの申し込みの際に本人確認書類を提出しても、それが本人確認能力を有さないケースがあります。それは、現在の状況と書類の記載事項が異なる場合です。
例えば、引っ越しをしても免許証の書き換えまで旧住所のままで、現住所と記載が異なるケースです。その他、結婚をして苗字が変わっても変更手続きをなかなか行わず、旧姓のままでの免許となっている場合もあります。
記載事項に変更があれば必要な手続きを進めることで記載事項変更の旨が記載されるため、本人確認書類としての免許証の効果に問題はありません。ただしそれは自分で記載するのではなく、免許センターなどに行って記載事項の変更手続きをした場合となります。
必要な変更手続きを面倒で行わない、免許証であれば書き換えがすぐそこまで来ているからそのときにまとめて変更も行えば良いとそのままにしていると、いざ本人確認書類として使うときに不便になります。
現住所と本人確認書類に記載の項目が異なると追加で書類の提出が必要となる場合があり、内容によってはキャッシングの契約ができない可能性があります。せっかく申し込みをしてネットでの審査を終えても、本人確認の段階で躓いてしまう場合があるのです。
免許証を持っていても現住所と記載が異なる場合なども、他に何か書類が必要か、用意すべきものがあるかを申し込み時点でコールセンターに問い合わせて確認をしておくと良いです。特に外出先から申し込みを進める場合などは、すぐに用意できる書類があるかで契約や借り入れまでの早さも変わってくるので、時間を無駄にしないためにも予め確認をしておくようにしましょう。
本人確認書類を提出するタイミングは、手続きの進め方によっても異なります。申し込み時に提出する場合もあれば、契約のときに提出をする場合もあります。いずれの場合であっても本人確認書類に不備のないように、しっかりと準備をしておく必要があるのです。
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