便利で助かると言われているキャッシングにも、やはりと言うべきか当然と言うべきか、リスクやデメリットが少なからず存在しています。お金が借りられる何事にも代えられない大変便利なサービスであるがために、利用者の多くはリスクやデメリットを理解しないまま利用をし、後々で困ってしまうケースもあります。
キャッシングは良い点も悪い点も含め、全てをしっかりと理解して利用してこそより便利に、より助かるものとなります。目先の「お金が借りられる」一点だけに気を取られるのではなく、お金を借りる上での欠点についてもきちんと知っておくと良いでしょう。
どこでお金を借りるとしても、キャッシングを利用すれば各サービスが加盟する信用情報機関には利用者の情報が登録されます。一定期間の経過で情報は綺麗さっぱり消えてなくなりますが、登録されてしまうことはハッキリ言ってデメリットであると言えます。
しかし、デメリットであると同時に、場合によってはメリットとなる場合もあります。と言うのも、信用情報機関には事細かに利用状況が記録されるため、しっかりと返済をしていれば「借金をしっかりと返す人」とする一つの証拠として記録が残ります。
信販系業者が行うクレジットカードの審査においては、信用情報機関の利用履歴を重視する傾向がありますので、例え利用履歴が消費者金融のキャッシングのものであるとしても、返済の遅れや不足無く支払いが出来ているのであれば、審査ではプラス材料となることが多いです。
キャッシングを利用する上で気にする方が多いのが、後々の住宅ローンや、または自動車ローンなどの大口のローン審査に与える悪影響です。大きな金額の契約となれば当然ながらそれだけ審査も厳しく、慎重になりますので、消費者金融でのキャッシング履歴は正直なところは決してポジティブに扱われる情報ではないでしょう。
何社も借りず、既に完済をして月日が経っているのであれば影響も軽微で済む場合が多いですが、残債がある場合や完済をしていても遅れや不足をした月が多かった記録が残っていると、大口のローン審査には通らない、または保証人を別途用意しなければならない可能性もあります。
ネット上の情報を見ると「消費者金融で借りてもしっかりと払っていればローン審査には関係ない」とする言葉も見かけますが、仮に自分が何千万もの融資審査をするとした場合に、数万円や数十万円のキャッシングを利用している方にOKを出すでしょうか?恐らく、大半の方の答えはNOとするはずです。
現状で少額のお金に困窮しているのに、何十年も支払いを続けていく住宅ローンの数千万円の契約は、とても結べないとするのが一般的な考えでしょう。厳しいことを書くようですが、大口の審査というのはそれだけ慎重で厳しい目で見られるのです。
結婚を控えていて近いうちにマイホームをローンで買うかもしれない、子供が生まれたらローンを組む可能性があるなど、何らかの理由で大きな金額のローン契約を結ぶ可能性がある方は、消費者金融に限らず、銀行のカードローンにしても利用をしない方が良いかもしれません。
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銀行カードローンはリスクが低いと考えられがちですが、カードローンを利用している銀行で借りるならまだしも、別の金融機関となるとやはり不利になる可能性が高いです。
ただ、金融機関の中にはカードローン契約をしていると目的ローンの金利が下がる、逆に何らかの目的ローンの契約をしているとカードローンの金利が下がる場合もあるため、引き下げが受けられるのであればデメリットではなくメリットともなってきます。
今後のビジョンをしっかりと持ち、人生設計をする上で本当に今キャッシングを利用すべきかどうかを今一度よく考え、それからの申し込みとすると良いでしょう。それでこそ、手軽にお金が借りられるキャッシングが更に良いサービスとなるのです。
近いうちに特にローンを組む予定は無い、今のお金に困っているのであれば、早い審査と融資で借りられるプロミスやアイフル、SMBCモビット、アコムといった最短即日融資に対応する大手の人気消費者金融を見ておくと良いです。
ただ、銀行に比べると消費者金融金利は高い水準となりますので、低金利で借りたい方は審査や融資に時間がかかるとしても、オリックス銀行カードローンやソニー銀行カードローンといったネットサービスに優れた銀行を使う選択肢もあります。