青い森信用金庫は、2009年に八戸信用金庫があおもり信用金庫を吸収合併し、さらに下北信用金庫もこれに合流する形で発足した金融機関です。3つの信用金庫が合体した形となるので、総預金残高と総貸付残高は、共に東北で最大規模を誇っています。
当初は青森県で唯一の信用金庫にするとの構想で計画が進められたのですが、最終的には東奥信用金庫は離脱したので、1県1信用金庫の構想は実現しませんでした。
しかし、営業区域は非常に広大であり、青森県内一円を網羅しており、さらに秋田県の鹿角市の十和田及び鹿角郡小坂町も範囲に含んでいます。これらの地域を対象として、多様なサービスを提供している信用金庫です。
青い森しんきんカードローンは、20歳以上65歳未満で安定した収入を得ている営業区域内に住所かは勤務地がある人を対象としており、しんきん保証基金を利用する商品です。事業性資金以外での使用は自由であり、多様な目的で利用できます。
貸越極度額は10万円から300万円で、10万円単位で30種類が用意されています。金利は、10万円以上100万円以下は14.3%、110万円以上200万円以下は12.0%、210万円300万円以下は9.8%と元本により変動する仕組みを採用しています。融資期間は3年間で、再審査により自動的に更新されます。ただし、満70歳に達してからは、最初に到来する契約期限日により満了となります。
毎月10日の約定日前日の貸越元金残高に応じた金額を、口座からの自動引き落としにより返済します。金額は、30万円以下は5千円、30万円超50万円以下は1万円、50万円超100万円以下は2万円、100万円超200万円以下は3万円、200万円超300万円は4万円です。
青い森しんきんカードローンは、貸金業者の個人向けカードローンを対象とした総量規制は適用されません。このために、契約極度額10万円から50万円のコースは、安定継続した収入の有無にかかわらず申し込み可能であり、契約社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト、パートタイム、年金収入のみの人も利用できます。
ただし、契約極度額60万円から100万円のコースは安定継続した収入がある人に限定されています。さらに契約極度額110万円から300万円は、青い森信用金庫が直接貸し出したもの、取扱店、代理店として取り扱う代理貸付により貸し出しが行われた有担保住宅ローンの利用者、または完済後3カ月以内で前年度の年収が300万円以上の人を対象としています。
また、カードローン・セットプランを同時に申し込んだ場合は、10万円、20万円、30万円、40万円、50万円、100万円のみとなります。
青い森しんきんカードローンは、青い森信用金庫の公式サイトで申し込みフォームが用意されています。希望金額やメールアドレス、居住地、年齢等の基本情報を入力して送信すると仮登録が完了します。
仮登録後にメールアドレス宛に入力フォームメールが送られてくるので、個人と勤務先についての必要事項を入力します。この際には、情報確認のための運転免許証や健康保険証を用意しておく必要があります。
これは、この時に入力した情報が契約時に確認できない場合は、取り扱いを却下されるケースがあるからです。出来るだけ間違いがない様に正確な内容を入力しなくてはなりません。全て入力したら再び送信する事により、仮審査手続きは完了です。
土曜日、日曜日、祝日及び休業日、平日営業日の午後3時以降の申し込みは、翌営業日の午前10時受付の取り扱いとなります。
仮審査の結果は、青い森信用金庫から連絡されてきます。通過した場合は、希望の本支店窓口で正式契約手続きとなります。必要書類は、運転免許証やパスポート、健康保険証、顔写真付きの住民基本台帳カード、運転経歴証明書のいずれかです。
青い森信用金庫は、しんきん悠きゃっすると名付けられたカードローンも用意しています。こちらの商品は、信金ギャランティ株式会社の保証によるカードローンで、20歳以上65歳以下を対象としており、利用限度額は10万円から300万円です。事業性資金以外は、資金使途は自由です。
金利や返済額等の基本的な内容は、青い森しんきんカードローンとほぼ同様です。違っている点は融資期間であり、こちらは5年間の自動更新となっています。また、青い森しんきんカードローンが満70歳の契約期限日が上限だったのに対して、しんきん悠きゃっするは満66歳の誕生日の属する月末をカードの貸越利用期限としています。