おまとめローンは金利が重要
複数の借り入れを1社にまとめる借り方となるおまとめローンは、何を期待するかと言えば返済の負担減です。金利による利息支払い額の低下、1社にまとめることによる支払日等の管理の手間の削減など、返済にかかる負担を減らすのがおまとめローンの目的となります。
おまとめローンを成功させるには、効率的な一本化をするためには利息を減らすための低金利での借り入れが最も重要であるとも言え、高い金利でのおまとめローンではあまり意味が無い借り方となってしまいます。
金利が高いとしても、返済管理の面での一本化が出来るのはもちろんメリットでもあるのですが、どうせなら低金利でのおまとめで低負担な返済をし、完済を目指した効率的で効果的な支払いを進めたいものです。
そのために考えてみたいのが、おまとめ専用ローンとも言える東京スター銀行おまとめローンです。
おまとめローンに対応と特化する商品の違い
銀行カードローンやその他のキャッシングで、おまとめに対応する借り入れが出来るようになっています。
銀行以外の消費者金融でも対応しているところも多く、SMBCモビットは商品としてのおまとめローンを提供しているわけではありませんが、一本化目的として利用も出来るようになっています。
ただし、これらはあくまで「おまとめとしても使える」に留まるものであり、決しておまとめローンのために作られている、用意をされている商品ではありません。だからと言って何か不利になるわけではありませんが、東京スター銀行のおまとめローンはその名の通りおまとめ専用のローンとなっています。
初回契約時の融資金に関しては、おまとめ以外には一切使えません。返済を進めてローン残額が限度額を下回れば、最大300万円まで他のカードローンと同じように生計費に使えますが、初回申し込み時に融資されるお金については、文字通りおまとめ専用となります。
他社のように、総額200万円のおまとめ目的なのに30万円しか融資がされなかったなどは起こりづらく、もちろん可能性としては無いわけではありませんが、おまとめが出来ないなら出来ないで潔く審査落ちとなるケースが多いです。
その分だけ審査基準が厳しくなっているので、東京スター銀行以外でのおまとめローン利用を考えている方は、おまとめローンの比較情報も見ておくと良いでしょう。
月々の返済金額を削減するメリットとデメリット
東京スター銀行おまとめローンは、返済期間を最大10年に定め、月々の返済金額を縮小して順調に完済を目指すローン商品となります。毎月の支払額が減るために負担も減って良いように思えますが、10年もかけて完済をするとなると、利息総額が大きくなってしまいます。
単純な考えとして、借り入れ期間が長くなれば利息が大きくなるのはおまとめローンデメリットにも書いた通りであり、月々の支払いが少ないからとだらだらと支払いをしていると最終的な利息総額が膨れ上がってしまいます。
毎月の返済金額が少ないのは良い点ではあるのですが、もし東京スター銀行おまとめローンでの契約上の返済金額よりも多くの支払いが出来る経済状況にある方なら、繰上げ返済の手数料も無料となっているため、どんどんと積極的な返済を進めるようにしておくと良いでしょう。
余裕のある返済こそ第一でありながらも、なるべくなら多くの支払いをすることこそ、おまとめローンによる完済への近道となるのです。
おまとめローン金利を比較するなら上限金利
何もおまとめローンに限らず、銀行でも消費者金融でも共通しますが、利用する際の金利比較は基本として上限金利で行うべきです。仮に下限金利で比較をしてしまうと、本来は低金利である東京スター銀行おまとめローンよりも、高い金利の消費者金融のプロミスの返済の方が負担が小さく思えてしまうのです。
利用先 |
金利 |
利用 限度額 |
担保や 保証人 |
東京スター銀行 おまとめローン |
年5.8%~ 14.8% (保証料を含みます) |
30万円~ 1,000万円 |
どちらも 不要※ |
プロミス |
実質年率 4.5%~ 17.8% |
1万円~ 500万円 |
どちらも 不要 |
ダイレクトワン |
実質年率 4.9%~ 20.0% |
1万円~ 300万円 |
どちらも 不要 |
※東京スター銀行のおまとめローンは、株式会社TSBキャピタルの保証を利用するため、担保や保証人は不要となります。
下限金利だけを見てしまうと、プロミスどころか金利が高いとされるダイレクトワンにも劣ってしまうように感じてしまいますが、実際に借りる際に適用される金利は、消費者金融なら大体は上限金利です。つまり、プロミスなら100万円以下なら17.8%、ダイレクトワンなら10万円以下なら20.0%を上限とした実質年率となります(詳しくは上限金利を確認する参照)。
100万円を超えてくる限度額契約となれば上限でも15.0%とはなりますが、そもそも消費者金融で100万円以上の枠は総量規制の影響もあって、実現しづらいものです。
現実的な話として、多くの方は1つの借り入れ先から50万円前後を上限金利で借りており、複数件数を抱えて総額100万円を超える借金を、17.8%や18.0%の実質年率で利用してしまっているのです。
しかし、東京スター銀行おまとめローンなら金利は保証料年率1.2%相当が含まっていても、金利は上限で年14.8%です。仮に50万円程度のおまとめローン利用となったとしても、金利はどんなに高くても上限である14.8%以上にはなりません。
もちろん審査結果、限度額設定次第では金利の更なる低下が期待出来るのも銀行だからこそと言えますので、金利面で比較すれば東京スター銀行おまとめローンが優れたスペックであると分かります。
申し込みから利用開始までの簡単な流れ
東京スター銀行おまとめローンは来店不要で申し込みが出来るようになっていますので、窓口まで行かない場合には電話かインターネット上から仮審査の申し込みが出来ます。仮審査結果は電話、郵送、メールの何れかの方法で届きますので、慌てずに待ちましょう。
仮審査通過となれば必要書類の提出を行うため、郵送にて送付をします。不備があると手続きに余計な時間がかかるため、しっかりと確認をしてから送るようにしてください。確認次第、東京スター銀行側から本人確認や口座開設などの必要な手続き後、実際の融資可否の連絡が届きます。
おまとめ融資が可能となればインターネットバンキング登録をし、借り入れとなります。
優れた商品内容が魅力の東京スター銀行のおまとめローンですが、以上の手続きを全て完了するまでには長い期間がかかります。数日程度では融資がされない場合が多く、審査や契約に時間がかかる状況の方は数週間も待たされる可能性があります。
その間もおまとめ前の高い金利で借りている借り入れ先の利息はかさむため、なるべく早めのおまとめローンの利用をしたい、審査の結果を知りたい場合には、他のカードローンでのおまとめ利用を検討した方が良いです。
最近ではカードローンでのおまとめローン利用に対応をする銀行も増えてきているので、専用のローンとなる東京スター銀行以外にも良い条件で借りられるところがあります。
東京スター銀行おまとめローンの便利なポイント
借り入れ限度額は初回はおまとめ専用となりますが、例えば300万円の枠で100万円の元金分の返済をしているとすれば、支払いを済ませた100万円までは同じ金利で繰り返しの借り入れが利用できます。繰り返しの融資の場合には、おまとめ以外にも事業性資金を除けば生計費等で使えるため、生活費に困ってしまった場合や急な出費など、必要に応じて利用出来ます。
借りる際にはインターネットバンキングを使っての融資か窓口での利用となりますが、窓口の場合には翌営業日の入金となる場合があることや、そもそも来店の手間があるため、素早く手軽なインターネットバンキングを使うのが良いでしょう。
返済に関しては、契約時に同時開設をする東京スター銀行の口座から自動引き落としか、対応するATMでキャッシュカードを使った入金となります。口座引き落としなら、返済期日までに入金をしておけば自動的に処理がされますので便利で安心であり、ATMを使った入金は繰上げ返済に対応するため、積極的な支払いで完済を早めたい場合に適しています。
ただ、キャッシュカードを使った返済は対応するATMが「東京スター銀行」と「ゆうちょ銀行」のATMだけとなってしまうため、近くに無い場合には利用できない不便さもあります。
終わりが見えない借金返済に
借金は多くを抱えてしまうと考えている以上に負担が大きくなり、完済も見えてこないほどに支払いが苦しくなります。毎月毎月、利息ばかりを払っていて元金がほとんど減っていない、返済が出来ている実感が無い方も多いものです。
終わりの見えない返済の解決方法の一つとして債務整理もあるにはありますが、ご存知の通り信用情報に事故情報が記載されてしまい、今度の各種ローン審査に大きな悪影響が出てしまうので、出来るだけ避けたいものではあります。
ネット上にはとても利用者の立場に立っているとは思えない「おまとめローンよりも債務整理」などと書かれている場合もありますが、今後数年間、場合によっては10年以上にも渡って抱えることになる事故情報、所謂「ブラック」の欠点をよく理解していれば、単純にそのようには言えません。
当たり前ですが、おまとめローンは債務整理ではないので信用情報機関に事故情報の記載はされません。自身で払っていけるならしっかりと払った方が、今後を考えれば債務整理をするよりも良い結果となります。
おまとめローンは現状での返済が厳しい方が、返済を立て直すためのきっかけとなる借り方です。うまく使えば今後の返済も楽に進むようになりますが、おまとめローンをどうしても利用したいからと、何社も同時期に申し込みを行うのはやめましょう。
ただでさえ慎重審査となるおまとめローンにおいては、東京スター銀行に限らず、どこでも多重申し込みは大きなマイナス評価として審査に悪影響を与えます。低金利での一本化をしたいと考えるなら、何社も申し込みをするのではなく、よく考えて1社に絞って進める方が、無駄に審査を不利にすることも無いのです。
おまとめローンは返済が出来るのが条件となりますので、既に滞納をしているなどの支払いが出来ていない方は、審査を受けてもほぼ通りませんのでご注意下さい。
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