平成13年は、北海道にとって暗い時代でもありました。北海道を地盤とする北海道拓殖銀行(拓銀)が経営破たんをしたのが平成9年で、法人が解散をしたのが平成11年、平成18年に清算が完了するので、そのさなかの時代が平成13年です。
平成13年の5月、地方銀行の北海道銀行で誕生したのが「ラピッド」でした。
ラピッドは個人向けの銀行カードローンであり、地方銀行の中では比較的先発の個人向けカードローンです。平成13年当時は北海道の経済も停滞をしており、北海道銀行も地元企業への融資などはなかなかできずにいました。
そんな状況で、新たな融資先として注目をしたのが「個人」であり、そのための商品が「ラピッド」と言えます。
ラピッドの特徴、まずは毎回の返済金額を少なくすることが可能な点です。借金を返済する際には、元金以外にも金利を考慮しなければならず、利息も加えて支払わなければなりません。
利息の支払いを減らすためには、できるだけ短い期間で返済をするのが有効ですが、そうなるとかなり無理のある返済計画となってしまいます。
その点「ラピッド」ならば、毎回の返済を2,000円から設定することができます。借入金額が10万円以下であれば、最低の返済金額を2,000円からに設定することが可能です。
借入金額が10万円から20万円になると最低の返済金額は4,000円に、それ以降は借入金額が10万円増えるごとに最低の返済金額が2,000円ずつ上がっていく計算です。無理のない返済計画を立てることが可能なのです。
「ラピッド」の名前はもともと「快速」の意味です。つまり、迅速なカードローンの意味があるのが北海道銀行のカードローン「ラピッド」ですが、もちろん名前負けをしない迅速さがセールスポイントでもあります。申し込みはもちろんのこと、審査や融資もきわめてスピーディーなのです。
まず申し込みですが、最もスピーディーに行いたいのであればインターネットが便利です。インターネットを利用すれば、24時間いつでも申し込みをすることができますので、銀行の開店時間を待ってわざわ来店する必要がありませんし、平日は仕事で忙しい人なども気軽に手軽に申し込みができます。
申し込みだけでなく、審査や融資もスピーディーです。何と、最短で当日の融資も受けることが可能なのです。
北海道銀行はホームページが充実していますが、カードローン「ラピッド」のホームページも充実しています。
ラピッドの会員になると「マイページ」が作成されるのですが、マイページを使って様々なことができるようになります。まずは登録情報の変更です。登録情報に変更があった際には、ホームページ上から変更手続きを行えます。
また、振り込みサービスも利用できます。カードローンでお金を借りたいが、どうしてもATMに行けない場合でも心配いりません。マイページから振り込みサービスを使って指定口座へお金を入金してもらうこともできますし、その口座に変更事項があった場合も、ホームページ上で手続き可能です。
北海道銀行のカードローン「ラピッド」でお金を借りたり返済したりするのに、ATMは非常に便利な手段です。北海道民に愛される地方銀行ですので、道内のいたるところに北海道銀行のATMは設置されていますが、コンビニエンスストアのATMも決して無視をしてはいけません。
セブン銀行のセブンイレブンやローソン、サンクスやファミリーマートなど全国的な規模のコンビニエンスストアATMはもちろんのこと、北海道民に圧倒的な支持を受けるコンビニエンスストア、「セイコーマート」にあるATMからでもラピッドの借り入れや返済をすることができます。
コンビニエンスストアATMの利用可能時間に関しては、コンビニエンスストアによって微妙に異なりますが、セイコーマートなどは毎日0時15分から23時45分までです。
ラピッドは、ラピッドカードがあれば北海道内のみならず、全国各地のコンビニエンスストアATMでも利用可能です。北海道民が旅行や出張で北海道を出ても使えるカードローン、というわけです。
ただ、いくら便利とは言っても返済はしっかりとしなければなりません。金利も消費者金融よりも低いですが、多くの金額を借りれば負担は大きくなります。