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深く考えずに簡単に債務整理はするものではない

債務整理は本来は最終手段である

キャッシングの借金の返済が出来なくなった際に行う債務整理は、今では何だか身近なもののように感じられます。それもそのはず、TVを付ければ借金問題を専門に扱うと言えるような法律事務所が債務整理のCMを行っており、弁護士もTV番組で頻繁に見かける時代です。

TVに出演する弁護士は宣伝の意味も兼ねていますので、得意とする案件に対するコーナーではここぞとばかりに弁護士に依頼をするメリットなどを強調します。

確かによくある離婚問題であれば、弁護士に依頼をするデメリットは決して大きくはありません。弁護士費用はかかりますが、より有利な条件でスムーズな解決が図れるため、悪いものではないでしょう。

しかし、借金問題となると話は別です。本来、借金の整理はどうやっても支払いが出来ない、最早どうにもならないと頭を抱える方が行うものでした。それが、今では弁護士の露出や借金整理の宣伝が増えたことによって、少しでも返済が厳しいなら債務整理をするといった、単なる借金の解決方法として広まっています。

気軽に手軽に、妙に身近に感じられるようになっている債務整理ですが、離婚問題で依頼をするのに比べて大きなデメリットを伴うものですので、決して軽い気持ちで行うものではないのです。

債務整理を行う大きなデメリット

債務整理のデメリット

自身で進めるにしても法律事務所に依頼をするにしても、債務整理をすれば信用情報機関事故情報の登録がされます。ブラックの状態となってしまい、大手の消費者金融や銀行からのカードローンは情報が残り続ける数年間は利用出来ません。

一部の審査基準が異なるライフティなどであれば利用出来る可能性はありますが、信販系業者はもちろん、消費者金融系のアコムが発行するクレジットカードすらも作れないので、不便な生活となります。

債務整理をせずとも3ヶ月以上などの大きな返済の遅れとなっても同じですが、そこまでの長期間の遅れとならずに何とか出来るのであれば、信用情報機関には利用履歴で遅れのマークは記載されますが、ブラックとされるネガティブ情報の登録がされる状態は避けられます

もちろんその後に返済が出来なかったり、支払いに関するトラブルが続くようだと業者側も黙ってはいませんので、3ヶ月以上の遅れさえしなければブラックにならないといった単純なものでもありません。

誰でも出来てしまう簡単すぎる債務整理

昔は債務整理と聞けば、本当にお金に困っていてどうにもならない、普段の生活もままならない方が行うもの、言ってみればお金に困り果てた先に行き着くものといったイメージがありました。

しかし、今では冒頭でも書いているように、非常に手軽なものとなり、それこそ借金がある方なら誰でも簡単に出来てしまうものとなってしまっています。手続き自体は昔から変わっていませんが、弁護士の増加や借金問題を扱う法律事務所が増えすぎたことで、誰でも行えるほどに身近になってしまっているのです。

本当に借金に困っていてどうにもならない、収入も無くて支払いは一切出来ないような場合には、法律事務所に依頼をする債務整理は悪くありません。しかし、単に利息が高いからと、現状での返済が出来ているのに、身近に感じる債務整理を軽い気持ちで行ってしまうと、その後の数年間、任意整理を行うなら支払い期間中を含めて10年近くは背負うブラックの代償に後悔をするでしょう。

はっきり言って、現在は債務整理は行おうと思えば簡単に出来ます。インターネットで法律事務所に相談をし、依頼をすればすぐにでも着手をし、多くの場合は任意整理による解決が出来るでしょう。

ただ、現状で果たして本当に債務整理をする必要があるのか、今後に背負うべきブラックのデメリットをしっかりと理解しているのか、依頼前によく確認をしておかなければなりません。全てを事細かに法律事務所が説明してくれるとも限りませんので、自分で知るべきところは調べる必要があるのです。

借金問題を扱う法律事務所が増えた理由

借金問題を扱う法律事務所

貸金業法が改正されて総量規制ができ、無理な借金が出来なくなって数年が経ちます。自己破産者の推移を見ても年々減少をしているのですが、それでも借金問題を扱う弁護士や法律事務所はどんどんと増えています。

総量規制によって借金に困る方は減り、消費者金融も審査基準が昔よりも厳しくなったため、多重債務に悩んでしまう方は減りました。実際に国民生活センターに寄せられる多重債務の相談をする方も、年々減っているのです。

それなのに、借金問題ばかりを扱う法律事務所が増えているのは、単純に「儲かるから」です。自己破産をすれば40万円や50万円、任意整理を行えば、債権者1件あたり諸々の費用含めて7万円~10万円程度までかかる場合があるなど、とにかく儲かるのです。

厄介な闇金融となると面倒なものですが、正規の消費者金融や銀行で借りているカードローンであれば、自己破産にしても任意整理にしても、または若干特殊となる個人再生にしても、弁護士であれば特に問題なく簡単に進められてしまいます。それで1事件あたり数十万円となれば、ぼろい商売と言えるでしょう。

過払い金の請求などはもっと簡単なもので、正当な請求をすれば貸金業者は返還をするしかないため、法律事務所側は取引履歴の開示をして引き直し計算をし、請求をするだけで終わりです。たったそれだけで戻ってきた過払い金の20%などの成功報酬として取れるわけですので、法律事務所にとっては過払い金はドル箱案件と言えます。

また、多くの法律事務所で闇金融問題は扱わないのも一つのポイントです。なぜなら、正規業者とは異なり、非常に面倒で手間ばかりかかってしまい、儲からないためです。正規業者に対する「楽な」借金整理だけを扱うようにした方が、法律事務所としても都合が良いのです。

これだけ美味しい借金問題は、扱う法律事務所は増えれば増えるだけ相談者の奪い合いが起きます。様々な面で宣伝を行い、相談に来た方へは債務整理を勧めてきます。現在は返済が出来ているとしても、債務整理をした方が良いと押してきます。

「利息が無駄」や「早くに完済が出来る」などとメリットを強調して債務整理案を提示しますが、早くに完済が出来たとしても、完済をしてから5年間はブラック情報を抱えてしまう場合もあります。果たしてそれだけの期間、ブラックな状態で過ごすことを考えているでしょうか。

考えて行う債務整理なら悪くは無い

今後に抱える信用に傷が付くデメリットなどをしっかりと考えた上で、自分自身で納得が出来た債務整理であれば悪いものではありません。何が悪いか、何が間違っているかと言えば、考えも無く言われるがままに債務整理を行ってしまうことなのです。

いくら目にする機会が増えたからと言って、いくら債務整理が手軽に出来るようになったからと言って、信用情報機関に残るネガティブな情報や、付き合いのあった業者に対する社内ブラック情報の蓄積の面では、昔から何も変わっていません

手軽に出来るようになってしまったからこそ、債務整理を行うのであればしっかりと考え、全てを法律事務所任せにするのではなく、自分で調べる必要もあるのです。

あくまで最終手段の債務整理

債務整理は借金問題の最後の手段、奥の手です。どうにもならない方が行うものですので、今の返済が出来ているなら無理に行うものではありません。

もし今の借り入れが多くて利息が負担になっているなら、短縮的に債務整理で解決と考える前に、低い金利で一本化が出来る可能性がある東京スター銀行のおまとめローンを使うなどすれば、信用情報を汚さずに月々の返済を楽に出来るようにもなるのです。

債務整理は行おうと思えば簡単に出来てしまいますが、本当に今の自分に債務整理は必要なのか、自身でどうにか出来るのではないかなど、しっかりと深く考えた上で進めるようにして下さい。

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