池田泉州銀行は、2015年に新たなカードローン商品となる「キャッシュカード一体型カードローン」をデビューさせました。商品名の通り、池田泉州銀行のキャッシュカードとカードローンのカードが一体となったカードローン商品となります。
カードローンとは言ってもあくまでも基本は池田泉州銀行のキャッシュカードであり、そこにカードローン機能もプラスされるスタンスです。専用のローンカードが発行されるわけではないので管理が楽で、誰かに見られてもそれは池田泉州銀行のキャッシュカードでしかないため、券面だけで借り入れがバレてしまうこともありません。
何れにせよカードが一体となりますので、通常のカードローンでありがちな「ローン専用カードが届くまではカードローンが利用できない」といった煩わしさはありません。契約したらすぐにカードローンも利用可能なのです。
銀行のカードローンというと限度額が設定され、その限度額に応じて適用金利が決まる形が多いですが、池田泉州銀行のキャッシュカード一体型カードローンはそうではありません。適用がされる金利は、限度額に関係なく一律で年14.5%の固定金利ですので、非常に明確です。
申し込みの条件は、他の銀行カードローンと比べると若干低い印象です。特に「本人または配偶者に安定した収入のある方」の条件が注目であり、一見すると厳しい条件のようにも思えますが、裏を返せば配偶者にさえしっかりとした収入があれば、本人に収入のない専業主婦のカードローンも利用可能となります。
池田泉州銀行にあるキャッシュカード一体型カードローンは、1種類だけではありません。「キャッシュカード一体型カードローンマックスファイブ」も用意されています。
商品名に付いている「マックスファイブ」は限度額を表し、MAXが限度額の上限、Vがローマ数字の5、つまり限度額500万円を表現しています。
マックスファイブの限度額も素晴らしいですが、さらに素晴らしいのは金利です。通常のキャッシュカード一体型カードローンと同じように、金利が一律な点は変わりがありませんが、年5.95%の低利率なのです。銀行のカードローンの下限金利並みの金利を一律で適用してしまうのですから、返済負担を気にする方、利息を抑えて安く借りたい方に適する商品となります。
有利な条件のマックスファイブですので、誰でも使いたいと思うでしょうが、やはり利用条件は厳しいものがあります。まず、基本となるのが収入による制限で、マックスファイブは税込みの年収が400万円以上なければなりません。通常のキャッシュカード一体型カードローンでは明確な数字はなかったので、ここは大きく異なります。
また、池田泉州銀行と2年以上の取引があり、「住宅ローン」「給与振込」「貸金庫」「定期預金」「子会社が扱うクレジットカード」「公共料金の引き落とし(電気、電話、ガス、水道、NHK)」の何れかの取引をしていなければなりません。
池田泉州銀行はキャッシュカード一体型カードローンが便利ですが、専用のローンカードを発行するカードローンもあります。それが「パッとサッと」です。
限度額は10万円と30万円のみと、上記2種のキャッシュカード一体型カードローンと比べると物足りなさを感じますが、金利は一律で年14.0%と低水準を保っていますので、さほど大金を必要としないのであればこのくらいの金額でも十分でしょう。
また、パッとサッとには自動融資機能も搭載されています。公共料金やクレジットカードの料金を口座引き落としにしていると、残高が不足している場合もあります。残高不足の場合には引き落としが実行されず、クレジットカードの支払い遅滞は信用情報に傷が付いてしまいますが、パッとサッとがあれば不足分を自動的に融資をしてくれますので、確実に引き落としを実行できます。
もうひとつ、池田泉州銀行には「池田泉州SMBCモビットキャッシング」があります。SMBCモビットと聞くと人気消費者金融のキャッシングブランドが思い浮かびますが、SMBCモビットキャッシングの保証会社はSMBCモビットではありません。
以前は確かにSMBCモビットが保証会社となっていたのですが、現在では三菱UFJフィナンシャルグループの一員であるエム・ユー信用保証株式会社が保証会社となっています。三菱UFJフィナンシャルグループと聞けば大手消費者金融のアコムも同グループとなり、大手のブランドはどこかしらで名前を見かけるものです。
以上のように、池田泉州銀行には様々なカードローン商品があります。いずれも特徴的なカードローンですので、利用者のライフスタイルによってベストなカードローンが見つかるでしょう。