LOVEカードは、室蘭信用金庫が提供している個人向けカードローンで、満20歳以上65歳未満を対象としています。融資限度額は、10万円、30万円、50万円、100万円の4種類であり、50万円までは主婦、アルバイト、パートタイムも利用できますが、100万円のコースは安定した収入を得ている人が条件となります。
年12.50%の固定金利であり、少額の借り入れでも不利を受けません。自由な目的での利用が認められており、様々な場面でお金が足りない時のサポートとして便利な内容です。室蘭信用金庫及び他の信用金庫、信用組合、銀行、労働金庫等の提携金融機関のATMで入出金を行えます。
LOVEカードは毎月の10日に、融資限度額に応じた定額自動返済システムを採用しています。10万円と30万円の場合は5千円、50万円は1万円、100万円は2万円です。返済が確認されて以降は、再び繰り返して利用ができます。
室蘭信用金庫は、LOVEカード以外にも個人向けに、むろしんフリーローンとワイドの2種類の商品も取り扱っています。共に、個人利用としてであれば資金使途は自由とされている部分は共通していますが、いくつかの明確な違いがあるので目的に合わせた選択が可能です。
むろしんフリーローンは、満20歳以上で安定した収入を得ている人が対象であり、LOVEカード同様にしんきん保証基金の保証が受けられるのが条件です。融資額は最高で500万円で、1万円からの申し込みが可能です。
変動金利と固定金利の何れかを選択できるのがこの商品の特徴で、固定であれば年9.10%、変動であれば8.80%が基準金利です。取引の内容によっては、さらに引き下げられるケースもあります。
申し込み時に必要となるのは、運転免許証等の身分証明書、見積書や注文書等の資金使途確認書類、確定申告書控えや源泉徴収票等の年収確認書類です。仮審査申し込み書に氏名、住所、生年月日、借り入れ希望額等の必要事項を記入して、郵送またはFAXで送付します。
もう一方のワイドは、20歳以上65歳以下の定期収入がある人を対象とした商品で、融資金額は10万円以上200万円以下です。
むろしんフリーローンとの最大の違いは、保証会社がオリコカードでお馴染みのオリエントコーポレーションとなっている部分です。このために、クレジットヒストリーの内容を重視したスピーディーな審査が実施されるので、急いでいる時の選択に適性があります。
ワイドの金利は、年13.00%で他の商品と比較すると高い数字が設定されています。これは、審査時間の短さと関係しており、貸し倒れのリスクを抑制するためのものです。申し込み者の経済状態について入念な調査を行えないので、早い段階で元本を回収する必要が生じます。
ただし、あくまでも室蘭信用金庫が取り扱っている商品の中での特徴であり、個人向けカードローン全体の中では、年利13.00%は高い数字ではありません。大手消費者金融等の貸金業者の場合は、アコムを見てみても年18%が一般的です。これらよりも約5%金利が低く設定されているので、100万円の借り入れを1年間行った場合の返済額は5万円少なくなります。
室蘭信用金庫は、大正6年に設立されており、100年近い歴史を持っています。地域金融の円滑化を目指して、26店舗と1出張所で業務を展開しています。
営業地区は、室蘭市、登別市、苫小牧市、伊達市、札幌市、石狩市、北広島市、恵庭市、江別市、千歳市、安平町、むかわ町、洞爺湖町、白老町、厚真町、豊浦町、壮瞥町です。むろしんフリーローンは、これらの地域に勤務地があるか居住していなければ利用できません。
営業地区を重視した商品を提供しており、平成17年と平成18年度の当期利益は過去最高を更新しています。フィッチ・レーティングスによる格付けは、常に最高評価を獲得しており、堅実な実績を積み重ねています。
魅力的な内容の商品を利用するためには、早い段階での申し込みが有効です。特に、ワイドは大手信販会社が保証会社となっており、信用情報機関への照会が審査の中心です。他の業者からの借り入れ残高は非常に重要なポイントとなります。
ただし、銀行本体が提供している商品なので、総量規制の対象からは外れています。このために、自身では収入を得ていない専業主婦でも利用可能であり、年収の3分の1以上の借り入れがある状態でも、審査を通過する可能性はゼロではありません。