足利小山信用金庫は、平成16年に足利信用金庫と小山信用金庫の合併により誕生した金融機関です。栃木県内に本店を置いている信用金庫の中では最大の規模であり、平成26年3月末時点での預金残高は2837億円を記録しています。
地域金融の円滑化と利便性の向上に努めて、中小企業の健全な発展と地域の住民の生活向上及び社会の繁栄への貢献を企業理念として業務を行っています。
営業区域は、栃木県足利市、小山市、佐野市、栃木市、下野市、宇都宮市の一部、下都賀郡の野木町と壬生町、河内郡上三川町、群馬県太田市、館林市、桐生市の一部、邑楽郡邑楽町、大泉町、千代田町、茨城県結城市、古河市と北関東の広い範囲に対応しています。
足利小山信用金庫が取り扱っているローン商品は、これらの区域に居住、または勤務している人を対象として提供されています。
足利小山信用金庫が個人の生活をサポートするために提供している、しんきんカードローンときゃっするの2種類の商品は、いずれもインターネットからの申し込みが可能です。必要書類は運転免許証等の本人確認書類が中心で、担保や保証人は不要です。
仮審査に承認された場合は店頭での手続きとなり、契約完了後に全国の信用金庫や銀行、コンビニエンスストア等に設置されているATMで利用できるカードが発行されます。申し込み手続きがシンプルな上に、利便性において優れている点が共通のメリットです。
足利小山信用金庫しんきんカードローンは、融資限度額は30万円、50万円、100万円の3種類で、年13.5%の固定金利が設定されている商品です。申し込み時に満20歳以上64歳以下の安定して継続的に収入を得ている人を対象としており、事業目的以外は自由に使用できます。契約期間は3年間で、期限前に再審査されて自動的に更新される仕組みです。
もう一方のきゃっするは、年金受給のみの人は対象からは外れますが、専業主婦のカードローン利用やアルバイト、パートといった正規雇用以外のスタイルで生活を送っている人でも、問題なく利用可能なカードローンです。契約期間は、しんきんカードローン同様ですが、申し込み年齢の上限は1年余裕が出来る65歳となります。
利用限度額は10万円以上で最高500万円まで用意されており、かなり大きな目的にも対応できる内容を備えています。融資利率は年5.8%から年14.6%と契約極度額により変化する仕組みで、契約極度額が大きくなるほど金利は低くなります。これらは、信金ギャランティ株式会社による審査で決定されます。
契約極度額が100万円以内の場合の金利は年14.6%であり、しんきんカードローンよりも年1.1%数字は高くなっています。このために、小口の利用を目的としている場合は、しんきんカードローンが適当となります。同じ期間利用するのであれば、加算される利息が少ない分、返済総額も少額で済むからです。ただし、急いでいる場合には状況は変化します。
それは、きゃっするは、最短即日で回答されるスピード審査を実施しているからです。これに対して足利小山信用金庫しんきんカードローンは、審査時間については明記されていません。このために、今日中にお金が必要な場合にはきゃっするの選択が最適となります。
返済方法においても両商品には違いがあり、しんきんカードローンが融資極度額に応じた定額返済を採用しているのに対して、きゃっするは約定日前日時点での貸越残高により金額が決定するスライド方式です。
返済用口座からの自動引落しという点は共通していますが、足利小山信用金庫ではしんきんカードローンの方が返済金額が分かりやすいので、シンプルな内容と言えるでしょう。
ただし、きゃっするの場合は、契約後に極度額を増額できるので、返済のモチベーションを高める効果があります。信用情報機関に登録されているクレジットヒストリーが審査基準となるので、ルール通りの返済の積み重ねは実績として認識されます。
さらに、足利小山信用金庫は、フリーローンの取り扱いも行っています。利用条件や融資金額は同様ですが、融資利率は年5.5%から年13.0%と低くなっているので、さらに利用する側に有利な条件に変化しています。これは、しんきんカードローンの年13.5%よりも、さらに優秀な内容です。
このように、足利小山信用金庫が提供している個人向けローン商品は、それぞれに内容に違いがあります。しんきんカードローンは安定している点が魅力であり、きゃっするは大枠の融資が可能である上に、審査のスピードにおいて優れています。
さらに、カードローンにこだわりがない場合は、フリーローンも選択できます。この場合は、さらに負担の少ない利用が可能となりますので、利用目的や今後の借り入れも視野に入れ、借りる商品を検討してみると良いでしょう。