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都銀と地銀の違いやどちらにも属さない銀行を知る

都銀と地銀は何が違うのか

お金を預けるときやカードローンをはじめとしてお金を借りるときなど、お金にまつわるシーンで必ずといっていいほどお世話になるところ、それは銀行です。

お金を預けたりお金を借りたり以外にも、金融商品の仲介役になってくれたりと様々な役割を持つ銀行ですが、実際のところ、私たちはあまり銀行のことについてよく分かってはいません。

そもそも銀行とは何か

銀行を知る

まず最初の疑問として挙げられるのは、「そもそも銀行とは何か」です。誰もが知っているとも言えるメガバンクでも、三菱UFJ銀行みずほ銀行三井住友銀行などと何気に「○○銀行」の名前を見聞きしていますが、銀行の名前を見聞きするためには、銀行側にも相当な出費があるのです。

銀行の主な役割と言えば顧客からお金を預かることですが、これが銀行の銀行たる所以です。預金を預かって口座を開設する、これができるのは銀行だけなのです。金融商品を販売することは副次的なものであり、銀行の根幹を成す事業といえば預貯金の事業なのです。

銀行ではないノンバンク

その証拠に、顧客からお金を預からない機関のことは「ノンバンク」と言います。ノンバンクは具体的に、消費者金融や信販会社などのことを指し、自前でATMや店舗を持っているところもありますが、いずれも共通しているのは顧客からお金を預かって口座を開設していないことです。

消費者金融の返済方式に口座振替がありますが、その対象となる口座も他の銀行の口座を使用し、自前の口座を開設することはできない、と言うよりも、口座を開設することがそもそもできないのです。

ノンバンクが「○○銀行」と名乗ることができないのはもちろんのことですが、顧客からお金を預かり口座を開設する「銀行業務」を行っている金融機関は、好むと好まざるとに関わらず、「○○銀行」と名乗らなければなりません。

注意をしておきたい曖昧な表現として「銀行系」があり、例えば消費者金融ランキングでも名を連ねるアコムでは銀行系消費者金融とされています。ただ、アコムは消費者金融のためにノンバンクとなり、銀行ではありません。

銀行系とは主に銀行のグループなどを指す場合が多いため、アコムにおいても三菱UFJフィナンシャルグループの、銀行系消費者金融とされているのです。

規模が大きい都市銀行の分類

銀行はいくつかの分類をすることができますが、大きく分けると都市銀行にあたる「都銀」と、地方銀行にあたる「地銀」となります。

都銀と地銀に関しては、明確な法律的な違いは存在しません。定義での大雑把な違いこそあれ、エリアや事業規模などによって都銀と地銀を便宜的に分類している、そう考えた方が良いでしょう。

かつて、日本には都銀がたくさんありました。平成以降だけでも13の都銀が残っていたことになります。前述したように都銀の定義は曖昧なものですので、異論はあるかもしれません。

その13の都銀は、第一勧業銀行、富士銀行、三菱銀行、東京銀行、三和銀行、東海銀行、三井銀行、太陽神戸銀行、住友銀行、大和銀行、協和銀行、埼玉銀行、そして北海道拓殖銀行です。このうち北海道拓殖銀行は破綻して消滅してしまったので、現在でもその流れをくんでいるのは12行ということになります。

銀行の再編によって大きく変わった

大きく変わった都銀

都銀としての12行の中で、第一勧業銀行と富士銀行は、そこに長期信用銀行である日本興業銀行を加え、「みずほ銀行」を創設しました。三菱銀行と東京銀行は東京三菱銀行を、三和銀行と東海銀行は信託銀行である東洋信託銀行を加えてUFJ銀行となり、東京三菱銀行とUFJ銀行がさらに合併して、「三菱UFJ銀行」となりました。

太陽神戸銀行と三井銀行が合併して太陽神戸三井銀行(後にさくら銀行)となり、そこに住友銀行が加わることによって、現在の「三井住友銀行」となりました。そして協和銀行と埼玉銀行が合併して協和埼玉銀行(後のあさひ銀行)となり、ここに大和銀行が加わることによって「りそな銀行」が誕生しました。

これは合併を最も単純化した図式であり、実際にはこれらの都市銀行以外にも地方銀行なども加わっていますので、もう少し複雑です。しかし現在のところ、都銀は「みずほ銀行」「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」の3大メガバンクに加え、都市銀行として分類されている「りそな銀行」と「埼玉りそな銀行」に集約されたといっていいでしょう。

「都銀」というと「東京都の銀行」を考えてしまう人も少なくはありませんが、都銀は「都市銀行」の略です。都銀は全国規模で店舗を展開しているばかりでなく、近年では海外に支店を出すなど海外進出も盛んです。

単純に規模が大きな銀行が都市銀行、つまり都銀となります。数年前までは「みずほコーポレート銀行」も都市銀行として名を連ねていましたが、みずほ銀行と合併をし、現在では消滅しています。

地方での業務が中心となる地銀

地銀と略される「地方銀行」は、大きく分けて第一地方銀行と第二地方銀行とがあります。この2つに関しては明確な違いが存在しており、所属している協会が異なる点です。第一地方銀行は全国地方銀行協会の会員であり、第二地方銀行は第二地方銀行協会の会員です。

しかし、これだけではこの2つの地方銀行が具体的にどう違うのかがよく分かりません。ざっくりとした違いを見てみると、事業規模については第一地方銀行の方が大きいといえます。

第一地方銀行は昔から株式会社の形態をとっており、事業資金も潤沢です。歴史も比較的長い銀行が多いのも特徴です。足利銀行群馬銀行が典型的な第一地方銀行です。

これに対して第二地方銀行は、もともと「無尽会社」が起源でした。無尽会社というのは何かというと、イメージしやすく言えば消費者金融や商工ローンが少し小規模な事業になったもの、と考えればいいでしょう。

無尽会社が銀行事業を少しでも行うようになったものが「相互銀行」と呼ばれるものであり、平成元年以降、普通銀行に転換となった際に「第二地方銀行」と呼ばれるようになりました。

第二地方銀行には、普通銀行に転換した際や合併した際に名前をユニークなものに変更しているところも多く、トマト銀行やもみじ銀行などがそれにあたります。

銀行の違いとは関係がありませんが、「無尽」はアコムの無人契約機「むじんくん」の由来になっているとされる言葉です。むじんくんは「無人」から来ているとイメージされる方が多いですが、実際には「無尽」を由来にしていると言われています。

今ではプロミスでもアイフルでもSMBCモビットでも、どこでも大手では用意をしている消費者金融の自動契約機も、消費者金融の中ではアコムが最も早くに設置を開始した歴史もあります。

都銀でも地銀でもない銀行

都市銀行と地方銀行、そのどちらにも当てはまらない銀行も最近は増えてきました。その代表格といえばネット専業銀行です。楽天銀行やジャパンネット銀行などが代表格となり、文字通りインターネット上でのサービスに特化している銀行となります。

ネット専業銀行は口座の開設や都銀や地銀同様にローンなどの金融商品も取り扱っていますが、店舗や自行のATMを持っていないところが大きく異なります。例えばネット銀行の中でも預金残高や規模が大きな住信SBIネット銀行や、カードローンが人気のソニー銀行でも、口座の開設は可能ですが、提携する金融機関のATMでカードを利用する形となります。

もうひとつは、小売業が行っている銀行です。イオン銀行セブン銀行がそれにあたりますが、こちらの場合には自前のATMを持っていますし、店舗も一部に設置されています。ただ小売業が行っている銀行の場合、全国にATMを設置していることから「都銀ではないか」と考える向きもあるようです。

銀行はそれぞれによってサービスが異なり、強みとする部分も違います。自身が求めるサービスの提供をしている銀行とうまく付き合い、生活をより豊に出来るようにしてください。

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