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結婚相手に多額の借金があったらどうしますか?

結婚相手の借金はよく分析をしておこう

人生において幸せな時間のひとつに、カップルが自分たちの将来について語り合う夢のときがあると思います。そんな夢の時間も結婚を意識しはじめると、現実味を帯びたものになってきます。

もし話題のなかで結婚相手の借金が出るようでしたら、少しでも早く全容を知ることが大切です。今回は結婚の条件と言ってもいいかもしれない、結婚相手の借金について考えてみましょう。

結婚相手の借金で大切なポイント

将来のために借金の把握をする

結婚相手に借金があると分かった時点で、取るべき行動に大きな3つのポイントがあります。すぐに結婚話を破談にするのではなく、しっかりと確認をしてから判断をしましょう。

まずは正確な現状把握です。

一般的に借金があっても残高は把握していないもので、突然「あなたの借金っていくらあるの?」と聞かれても、分割返済をしていると即答では無いと思います。普通は借り入れた時の額、つまり元金の他に利息も支払って返済しているため、いつも借り入れ残高をチェックしている人は少ないはずです。

また、直接返済には関係ありませんが、突然の借金について聞きにくいと思います。これから結婚しようとする相手に、将来にとって重要であったとしても、借金額や使い道などを聞いて良いものか微妙だと思うはずです。

結婚相手だって、親しいとはいえ家族でもないのに、借金について聞かれても嫌がると思いますし、聞き方やタイミングが悪いと怒ってしまい、最悪のときには破談の可能性があるかもしれません。

相手の借金額をスムーズに知る方法としては、きっかけを作って相手が話せるタイミングを作ることです。たとえば購入時期がずっと後でも、マイホームやマイカーの相談をします。

申し込み書類や審査のための資料を用意すると、支払い計画について話し合うことができ、おのずと自分の借金額についても正直な会話ができるはずです。

借金の額や性質を知って分析をする

真実を知ることよりも、借金額を知っても添い遂げる自分に対する確信を持つことが重要です。そのためには相手の借金を前向きに捉えられるように、分析することが大切です。では前向きな分析とはどんなものでしょう。

現在ある借金が将来への投資となっているのであれば、すこし早く手にしただけだと考えることもできます。いずれは借金して手に入れるものを、結婚前に相手が買っていただけと思えれば、返済中は厳しくても自分に納得できるはずです。

そのためには、普通の生活を送りながらでも、返していける借金であるかを確かめることです。

ある調査によると、適齢期の男性の賃金は月収30万円だそうです。年収換算ですから、ボーナスなどがあれば月収は23万円程度となります。

一方で借金は、家や車のローンを除くと全体の85%超が無借金で、15%の借金者の平均額は20万円と言われています。ただしこの平均額は無借金者との合算した平均額であるとも、覚えておく必要があります。

家や車で借金したのであれば将来への投資として考え、生活に支障がない範囲であれば夫婦が協力して返済していくと考えることができます。しかし、投資とは考えられない遊びやギャンブルによる無駄使いの借金であれば、結婚について考え直す必要があります。

月収23万円程度で借金残高が200万円を超えていれば、返済しながら生活していくことは難しいと思った方がよく、300万円を超えていれば、頑張っても利息しか払っていけないでしょうから、実質上返済は不可能となるはずで、すなわち結婚も不可能となってしまいます。

返済可能なら計画を立てていく

2人で力をあわせれば借金を返済していけそうであれば、内容を分析して返済計画を立てることができます。2人が結婚後に幸せな生活をしながら返していけるのか、収入と支出、出産や子育てなどを考慮しながら計画を立てます。

共働きで2~3年以内に返済が出来ないようであれば、独身時代に一度、借金の整理が終わるのを待ってから、入籍を検討した方が良いかもしれません。ちなみに上記のケースであれば、男性一人の返済で月額10万円が限度となるはずで、年間返済額は120万円、3年で360万円の返済が可能です。

このような計画を立てる時に注意したいのは、現実性の乏しい返済計画を立てないことです。結婚をするために無理な返済計画を立てても、結局失敗してしまっては元も子もなくなってしまいます。

なんども計画を見直して、苦しくても最短で返せる方法を探っていく必要があるのです。

「信用調査」を得意とする探偵・興信所の活用

調査依頼も一つの手

「大切な人を疑うようなことはしたくない」と思っても、結婚してからローンが組めないようでは、不便な生活を強いられてしまいます。結婚相手の言動が信用できなければ、興信所や探偵事務所に相談してみると良いでしょう。

いくらなんでも探偵はやりすぎ?と思うかもしれませんが、探偵業の仕事の大半は身元調査ですので、個人からの借金やギャンブル依存、素行など、さまざまな角度で調査をしてくれます。

このような個人の信用調査は特殊なケースではありません。本人同士に限らず親や兄弟が、親族の信用調査を依頼することもあります。また、結婚以外では企業も利用している場合も多く、入社予定の内定者の素行調査や、昇進によって責任あるポジションを与えるときなど、多くの場面で使っているものなのです。

一般的に信用調査会社・興信所・探偵事務所とは、公安委員会に探偵業を登録している事業所を指します。

金融機関が利用している信用会社の与信状況や債務残高などの一般的なものや、ギャンブル依存や個人からの借金などの特殊なものまで、依頼に沿って調べてくれますので、100%とは言えませんが、結婚前の調査で安心できる材料とはなるはずです。

あとから借金ができるケースも・・・

あわせて気を付けなければいけないのは、現在は借金がなくても、あとから借金が降りかかってくるパターンです。

たとえば会社を経営している青年実業家や、実家が事業主の場合は、連帯保証の可能性が高くなります。玉の輿に乗ったつもりが、しばらくすると借金まみれに陥ってしまうなどはよく聞く話です。できれば保証についても知っておきたいものです。

また、相続によって受け継がれる借金は、相続を辞退しても支払い督促を受けることがあります。結婚相手の親兄弟にいわゆるブラックの人がいて、亡くなると相続権の順に借金がついてきてしまいます。

もちろん相続しない手続きもできますが、悪徳業者や怪しいところからの借金の場合には、そんな事情に関係なくやってくる場合もあるでしょう。

信用会社の与信が通らないと、賃貸不動産や携帯電話を契約することができなくなるので、本人に代わって約している場合もあり得ます。もちろんマイカーなど高額なものであれば、名貸しの借金があるかもしれません。

信用情報がブラックとなるような状況であれば、貯蓄が0円とも容易に想像が出来ますので、終末期の病院の保証なども加わる可能性が高くなります。

約束を守る人かを見極める

借金は返す約束をして借りたお金ですから、約束した期日にしっかりと返すのが基本となります。約束を違えると社会的な信用は消えてしまい、それは将来のご主人だけではなく、家族全員が不自由な生活を強いられようになってしまうのです。

現在では借金の有る無しにかかわらず、借金が出来るほどの信用が必須とも言える社会となっていますので、借金があっても約束通り返済の出来る人でなければ、結婚を見直す必要があるかもしれません。

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