新生銀行グループとなるシンキ株式会社が提供するノーローンは、その名の通り「なんどでも1週間無利息」で知られている安心のキャッシングサービスとなります。他社では初回借り入れ限定となる無利息期間の付与も、ノーローンなら条件を満たせば繰り返しの利用が出来るのです。
審査時間についても特徴があり、ノーローンは審査回答が最短20分となっています。もちろん来店不要でネットからの手続きにも対応をしているため、いつでも申し込みが出来るようになっています。
消費者金融大手はどこも横並びのサービスとなりますが、ノーローンに関しては他社とは少し異なるサービス、特約があります。どの消費者金融を利用するか迷った場合には、異なるサービスを提供するノーローンの利用も検討してみると良いでしょう。
昔は「無利息キャッシングならノーローン」と言われるほどに、他社は無利息キャッシングサービスとして行っていなかったのですが、今では珍しいものではなく、消費者金融最大手のアコムもサービス化に踏み切ったことで、無利息融資も多くの方に知れ渡るようになりました。
初めての借り入れが30日間無利息や、金利ゼロとなるのが無利息キャッシングを採用している多くの消費者金融での共通点ですが、ノーローンに関しては1週間と期間が短くなっています。
期間が短い分だけ初回の借り入れ時だけでなく、繰り返しの利用が出来るのがノーローンの無利息の特徴であり、「完済をした翌月以降の借り入れ」であれば「なんどでも1週間無利息」となります。
分割での返済をせず、一括で返済をし切ってしまうキャッシングの利用の仕方であれば、ノーローンの実質負担金利は下がります。1週間は無利息で、利息の計算は8日目からとなるため、30日間の借り入れであるとしても利息は23日分しか発生しないのです。
仮にノーローンの上限金利である18.0%で10万円を30日間借りた場合には、同じ上限金利となるアイフルでは1,479円の利息負担となりますが、ノーローンでは1,134円の利息で済みます。一括で返しきればの条件付きですが、ノーローンの実質的な金利負担は14%弱となります。
じつはノーローンの初月の実質的に負担する金利の水準は、低金利とされるイオン銀行カードローンの上限金利と同じです。
同じく10万円の借り入れで、イオン銀行カードローンの上限金利である年13.8%で30日間の利息計算をしてみると、発生する利息は1,134.24円となります。上記のノーローンの利息を小数点以下まで出しても1,134.24円となり、同じ利息負担となるのです。
もちろん一括で初月に全てを払い切った場合に限るため、必ずしも低金利である銀行と同水準ではありません。しかし、無利息特約が繰り返し適用されるノーローンでは、使い方次第で負担をする金利を低く抑えられるようになっているのです。
ノーローンでは、申し込み当日の即日融資にも対応をしています。インターネットでの申し込みからの銀行振り込みによる即日融資も可能ですが、他の消費者金融と比べると時間の制限が少し厳しくなっているので気をつけましょう。
ノーローンで即日の振り込み融資を利用するためには、インターネットで申し込みをして最短20分の審査を受けた後に届く審査結果メールのリンク先で、「即日振込サービスを利用する」を選択します。もちろん審査には通っていないと受けれませんので、何らかの理由によって審査落ちとなってしまった方は利用が出来ません。
「即日振込サービス」選択後、銀行振り込みに必要となる情報の入力を行ないます。振り込み希望金額や振り込みをしてもらう銀行口座など、実際の借り入れに関わる重要な情報となります。ここでミスをしてしまうと確認のために時間や手間がかかり、当日中の借り入れが出来ない場合があるのでしっかりと確認をして下さい。
以上の手続きを平日12:30までに終えられれば、ノーローンでの来店不要即日融資の利用も出来るようになります。楽天銀行宛なら平日17:00まででも対応可能となりますが、時間の制限が厳しいので、なるべく余裕を持ってノーローンでの手続きを進めるようにしましょう。
申し込むからには借りたい、審査に通りたいのがキャッシングの基本ですが、ノーローンでも申し込みをしたからと言って必ずしも審査に通るわけではありません。通る見込みがないのに申し込みをしても信用情報を汚すだけとなってしまいますので、申し込み前に最低限の項目やポイントは確認をしておき、無駄な申し込みをしないようにしましょう。
まず一つ目は、年収と借り入れの確認です。ノーローンは新生銀行グループではありますが、決して銀行のカードローンではありません。貸金業法で定める総量規制の対象となりますので、年収に対する現在の借り入れが3分の1以上や、近い水準まで膨らんでいる方は、ノーローンの審査にはまず通らないと考えておきましょう。
次に気をつけておきたいのが、借り入れの件数です。総量規制と重なる部分もありますが、多くの業者から借金を抱えていると、借り入れの総額が大きくなるのはもちろん、返済能力を疑われてしまいます。細かい金額であっても何社も利用をしていると審査では不利になりますので、多くの借金がある方はノーローンの利用よりも件数を減らすことを考えると良いです。
続いて申し込みの仕方です。切羽詰ってしまうと焦りが先行してしまうため、ノーローンだけでなく手当たり次第に目に付く消費者金融に申し込みをしてしまう方がいます。所謂「多重申し込み」と呼ばれるものとなり、ノーローンの審査ではネガティブな情報として扱われます。申し込み情報は信用情報機関に半年間は残りますので、バレないだろうと思っていても、業者には筒抜けです。
また、同時申し込みではないとしても、ここ最近に同じく他社の審査に立て続けに落ちている方も、やはり審査では弱くなってしまいます。何社も審査に落ちてしまう方は問題ありと判断がされてしまいますので、ノーローンでも審査落ちとなる場合が多いです。
最後に、当たり前ですが収入が安定している方でないと、ノーローンの利用は出来ません。アルバイトでもパートでも安定した収入があり、他社の利用に問題がないなら審査通過の可能性はありますが、専業主婦の方や仕事をしているのか分からない方、収入が不安定な方は利用が出来ません。
ノーローンの「なんどでも1週間無利息」は、他社にはないユニークなサービスとなります。うまく使っていけば高いと言われる消費者金融の利息も削減出来るようになりますので、よく考えて計画的なキャッシングを心がけたいものです。
給料日の前のお小遣いの不足時、急な出費で次の給料日までの足しなど、必要最低限の金額を限られた期間だけ借りるのであれば、普段は金利が決して低くはないノーローンであっても、利息を大きく抑えられます。
借りられるからと、限度額があればあるだけ借りるようなキャッシングの使い方をしてしまうと、最終的には自分自身が返済で困ってしまいます。そうならないためにも、ノーローンを含む消費者金融からのキャッシングは、よく考えて計画的に使っていく必要があるのです。