結論からとなりますが、サラ金と消費者金融には何ら違いはありません。一昔前までは消費者金融がサラリーマン向けの金融業者とされていたため、略称としてサラ金と呼ばれていただけです。

どうもサラ金と聞くと良いイメージがなく、怖い印象や金利が高いなどと感じられてしまいますが、特にそういったことはありません。消費者金融大手のプロミスやアイフルもサラ金となりますので、サラ金だから何か違うというわけではないのです。

一昔前の話になりますが、消費者金融業界はイメージが非常に悪いものでした。不透明な上限金利となるグレーゾーン金利、返済が遅れると厳しい取り立てと何かとテレビや新聞を賑わしたもので、当時の消費者金融に対する俗称として、「サラ金」の呼び名が使われていました。

しかし現在では消費者金融のイメージも向上し、昔のような「怖い」「金利が高い」と感じる方も減っています。実際に貸金業法が改正されたこと、グレーゾーン金利が廃止されたことによって怖い取り立てや高い金利はなくなっており、安心して借りられる環境が整ったのも大きな理由です。

消費者金融自体のイメージの向上に伴い「サラ金」の呼び名もあまり目に耳にしなくなり、消費者向けの金融サービスとしての「消費者金融」の名称が定着しています。

サラ金＝消費者金融でお金を借りるにあたっては、サラリーマン金融の名の通り、安定した収入が必要となります。とは言っても必ずしも正社員や公務員などでなければならないわけではなく、アルバイトやパートの方でも安定した収入があればサラ金は利用可能です。

年齢に対する条件も設けられており、多くのサラ金では20歳以上、69歳以下などとしています。年齢の条件内に入っている学生や主婦の方なら、上記の通りアルバイトやパートで安定した収入を得ていれば、サラ金からお金が借りられます。

上記のそれぞれの条件を満たせない方は、サラ金とされる消費者金融の申し込みは出来ません。例えば自身には収入を持たない専業主婦の方、無職の方、未成年や年齢上限を超えている方などです。

その他、サラ金でお金を借りるためには審査に通る必要があるため、審査基準を満たせない方も利用ができません。各サラ金のカードローン審査基準は明記はされていませんが、年収の3分の1以上を借りている、返済が遅れている、多重申し込みをしているなどの方は審査に通らなくなります。

サラ金のカードローンキャッシングを利用するためには最低限の条件と審査基準を満たす必要がありますので、上記の内容をしっかりと確認し、満たせる方は以下の大手人気サラ金情報を参考に申し込みを進めてみましょう。

サラ金のほかに「マチ金」といった言葉もありますが、サラ金と同じく消費者金融を指す場合がほとんどです。ただ、サラ金は大手のプロミス、アイフル、SMBCモビット、アコムなどを指すのに対し、マチ金は小規模な地域が限定されるような消費者金融に対する俗称である場合が多いです。

日本全国の多くの地域では、大手の消費者金融や名の知れている業者以外にも、貸金業として登録が多数あります。その中でも地域を限定し、特定の地域のみで貸付を行っているところをマチ金と呼んでいます。

この場合もサラ金と同様に、マチ金だからといって金利が高いわけではありません。正規の消費者金融となるマチ金であれば上限金利も総量規制も守った貸付となりますので、10万円未満で20.0％、10万円以上100万円未満で18.0％、100万円以上の契約で15.0％が上限の利率となります。

仮にサラ金やマチ金と思われるところで上記の金利を超える利率で貸付を行っているとすれば、それはサラ金やマチ金ではなく、違法な貸付を行う闇金融です。闇金融とサラ金やマチ金は根本的に異なるものとなりますので、闇金融からは絶対に借りないようにしましょう。

マチ金の場合には地域が限定される点や、基本として貸し付ける金額が極端に小さく利便性にも欠けるため、あまり良い借り入れが出来るとは言えません。しかし、サラ金とされるところであればただの消費者金融となるため、初心者の方でも安心して借りられます。

サラ金は怖い、サラ金の金利は高い、サラ金は違法な貸付を行うと勘違いはせず、正しい知識を持ってサラ金とされる消費者金融を利用するようにしましょう。しっかりと返済のシミュレーションをした上で借りるのであれば、サラ金からのキャッシングも怖いものではありません。

怖いのは借金を無計画に重ねてしまう行為となりますので、自身でしっかりと借り入れをセーブして、完済までの計画を綿密に立ててサラ金から借りるのであれば問題はないのです。