京都銀行は京都府京都市に本店を構える地方銀行で、総資産額が地方銀行の中では第7位と、比較的規模の大きい地方銀行です。
京都銀行でも他の金融機関と同様に個人向けのカードローンを提供しており、様々な商品でニーズに合った借り入れが出来るようになっています。それぞれのカードローン、またはフリーローンの特徴を知り、自身に合った商品で借りるようにすると良いでしょう。
情報確認日:2015年7月5日
京都銀行は京都府京都市に本店を構える地方銀行で、総資産額が地方銀行の中では第7位と、比較的規模の大きい地方銀行です。
京都銀行でも他の金融機関と同様に個人向けのカードローンを提供しており、様々な商品でニーズに合った借り入れが出来るようになっています。それぞれのカードローン、またはフリーローンの特徴を知り、自身に合った商品で借りるようにすると良いでしょう。
京都銀行の基本とも言えるカードローンが「京銀カードローンW(ワイド)」です。最大で大きな枠が用意されている商品となりますが、限度額の設定についてはいくつかの注意点があるのでしっかりと確認をしておきましょう。
まず、限度額は5タイプ用意されており、30万円、50万円、100万円、300万円、そして500万円です。このうち限度額が50万円以上を申し込む際には、勤続1年以上の正社員の方のみを対象としていますので、パートやアルバイトの方は、30万円のみの限度額設定となります。
また、京都銀行の京銀カードローンWでは、前年の税込み年収に応じて限度額に制限を設けています。専業主婦でも借りられるイオン銀行カードローンやみずほ銀行MyWingなどは特に収入の制限はないため、若干ながら確認が面倒になる部分とも言えます。
京都銀行の京銀カードローンWの金利は、限度額に応じて変動します。銀行のカードローンとしては一般的な方式であり、オリックス銀行カードローンでも限度額によって金利が変わるため、特に珍しい内容ではありません。
ただ、京都銀行の京銀カードローンWの場合、金利の表記が他のカードローンと異なります。ウェブサイトを見てみると「基準金利プラスかい離幅の合計金利」と記述してあり、ぱっと見ただけでは何を表しているのは分かりづらいです。
とある時期の基準金利2.675%を例に挙げて見てみると、限度額が30万円の場合には基準金利プラス9.3%の設定となっているので、2.675%+9.3%で実質金利は11.975%となります。
銀行のカードローンだけに限らず、消費者金融の金利でもぱっと見て適用される利率が分かるのですが、京都銀行の場合にはしっかりと確認をしなければなりません。どちらか片方だけの金利を見てしまうと、適用されない利率で低金利に感じてしまう場合があるので注意が必要です。
京都銀行の京銀カードローンWは、限度額が多くなればなるほど「かい離幅」の金利の数字は少なくなっていき、限度額が500万円になると「かい離幅」は1.3%となりますので、適用金利は年3.975%となります。
京銀カードローンWには、自動融資機能も搭載されています。公共料金などの引き落とし日に口座の残高が足りなくなり、引き落としできない可能性が出てきた際には、カードローンから自動的に不足分を融資してくれる機能です。
うっかり入金し忘れても安心の機能ですが、京銀カードローンWの返済には自動融資機能は利用が出来ません。利用が出来てしまうと京都銀行のカードローンの中で借りて返してを繰り返す自転車操業となってしまうので、使えなくなっているのは逆に安心と言えます。
自動融資は大変便利で、他の地銀カードローンでも多く採用をしているサービスです。クレジットカードの支払いなどはうっかり忘れで遅れてしまうと信用情報に傷が付くので、自動融資で補ってくれるのは大変助かります。
ただ、自動融資はその名の通り、お金を借りていることには変わりはありません。利用をすれば返済をする必要があり、返済時には当然ながら利息も発生します。京都銀行カードローンは消費者金融のアコムやアイフルと比べて金利が低いとは言え、余計な借り入ればかりをすれば返済の負担が大きくなるので注意が必要です。
自動融資は万が一の際の緊急的な機能と考えておき、各種支払いはしっかりと自身で管理をするようにしましょう。自動融資があるからと考えると、途端に借金が膨れ上がってしまいます。
京都銀行には、カードローン以外にも比較的自由にお金を借りられるローン商品があります。「京銀くらしのプランニングローン」で、融資金額は10万円から500万円までで、1万円単位で細かく融資をしてくれますので、不要なお金までわざわざ借りなければならないこともありません。
京銀くらしのプランニングローンは、利用目的ごとに選べる8つのプランがあります。結婚資金などのお祝い事に使える「およろこびプラン」や国内外の旅行に使える「旅行プラン」、家具や家電、インテリアなどの購入資金に使える「リビングプラン」に自己啓発や資格取得、留学資金にも使える「スタディープラン」があります。
上記以外にも、レジャー用品や楽器の購入などの趣味に使える「ホビープラン」に介護機器の購入資金用の「介護プラン」、墓石や仏具、法要の費用に使える「メモリアルプラン」やこれら以外の目的で使い道が確認できる「フリープラン」のプランから選べるようになっています。
便利に使えるローンですが、気になるのが金利です。京銀くらしのプランニングローンでは変動金利と固定金利から選択ができ、変動金利なら年5.675%、固定金利は返済期間に応じて金利が異なります。
返済期間が3年以内なら5.6%、3年から5年なら5.7%、5年から7年の場合には5.8%となります。金利変動のリスクを避けたいのであれば、早期に返済できる3年以内の固定金利がお得でしょう。
金利を選ぶ以外にも、よりお得な金利を実現させる方法があります。京銀くらしのプランニングローンでは、京都銀行との取引内容によっては金利が1%お得になります。給与振込みを京都銀行に指定していれば、その時点で金利が年1%優遇がされます。
それ以外にも様々な項目を満たすと金利の引き下げがされるようになっており、京都銀行との付き合い、取引がある方はお得に借りられるようになっています。
京都銀行のカードローンやフリーローンは、人気の消費者金融と同じように自由な用途で使えるものが多いです。自動融資機能があるカードローンもあるため、何かと便利に借りられるようにもなっています。
ただ、便利だからと借りてばかりいると借金がすぐに増えてしまいますので、借り入れは計画的にしっかりとした目的を持って利用すべきです。これは京都銀行のカードローンだけに言えることではなく、手軽で早い融資も可能となる消費者金融のプロミス、または低金利で借りられると評判の住信SBIネット銀行カードローンでも同様です。
どこで借りるにしても返済の計画を立て、無理のない範囲で利用をするのがカードローンの基本です。収入と支出のバランスを考え、余裕のある返済で進められるようにしておくと良いでしょう。
京都銀行のカードローンやフリーローンは、専業主婦の方は利用が出来ません。安定した収入、または定める一定額以上の所得が必要となりますので、ご注意ください。