但馬銀行にはいくつかのカードローン商品がありますが、まず見ておきたいのが「たんぎんカードローン スピードポケットプラス」です。
名前にもあるように、その特徴のひとつはきわめてスピーディーである点です。申し込み方法の中でインターネットがあり、インターネットの仮申し込みを利用すれば24時間受付をしてくれます。
インターネット以外でもフリーダイヤルによる申し込みも受け付けており、銀行の営業をしていない土日や平日の午後3時以降でも受け付けています。平日は午前9時から午後8時まで、土日祝日でも午前10時から20時まで対応をするので、忙しくてなかなか窓口にいけない人には助かります。
たんぎんカードローン スピードポケットプラスにインターネットやフリーダイヤルを使って仮申し込みをすると、原則としてその日のうちに回答がかえってくるのも、スピーディーな点です。ただし、申し込みの受付時間や審査状況などによっては翌営業日となる場合もありますので、時間には余裕を持っていたほうが良いでしょう。
但馬銀行スピードポケットプラスのもうひとつの特徴、それは限度額です。地方銀行のカードローンは、多くても限度額が500万円や300万円のところが多い中、スピードポケットプラスの限度額は10万円から800万円まで設定されています。最高800万円はオリックス銀行カードローンの限度額やイオン銀行カードローンの極度額と同額であり、高いスペックと言えます。
カードローンやキャッシングでは、ある程度の限度額となると、支払いが可能なのかどうかを確認するために収入証明書の提出を求めるところもあります。その基準は消費者金融では50万円で貸金業法で定められ、中には借り入れ金額を問わずに収入証明が必要となるSMBCモビットのような消費者金融カードローンもあります。
また、銀行カードローンでも100万円あたりが多いですが、但馬銀行スピードポケットプラスの場合は300万円までの限度額に関しては、収入証明書の提出の必要が原則としてありません。
但馬銀行の2つ目のカードローンは「ストーク」です。ストークがスピードポケットプラスと異なる点、まずは金利があげられます。
ストークの金利は年3.9%から13.8%であり、スピードポケットプラスと比べても下限金利、上限金利とも1%ほど低く設定されています。たかが1%と思うかもしれませんが、積み重なると無視できない金額になります。
もうひとつ、ストークならではの特徴は「融資金振込サービス」です。せっかくカードローンを契約していても、カードが手元に届くまで使えないのでは、すぐに使いたいときに使えません。しかし、ストークではカードローンの契約を完了させれば、カードが手元に届いていなくても返済用の普通口座へ振込という形で融資をしてくれるのです。
そして但馬銀行ならではのカードローンがもうひとつ、「セカンドライフ応援カードローン」です。但馬銀行以外の一般的なカードローンの商品概要を見てみると、60歳以上は申し込めない、申し込みは65歳まで、70歳になると契約更新はしないなど、シニアにとって必ずしも優しい内容とは言えません。
しかし、シニアだってカードローンを利用したいときがある、そんな声に応えて但馬銀行が誕生させたのが「セカンドライフ応援カードローン」です。
但馬銀行セカンドライフ応援カードローンは、60歳から74歳までの方が申し込みができるカードローンです。74歳まで申し込めるカードローンは、消費者金融はもちろん、地銀でも信金でも他ではそうお目にかかれません。実際に、消費者金融ランキング上位の人気消費者金融を見ても、プロミスは74歳(年金収入のみの方は申し込みできません。)まで、アイフルに関しても同じ水準となります。
セカンドライフ応援カードローンを利用するにあたっての収入制限は、但馬銀行では特に設けていません。収入に関しては、国民年金や厚生年金、共済年金などの公的年金を受給している方、年金受け取り口座を但馬銀行に変更が出来る方との条件があります。
収入は特に厳しい縛りがあるわけではありませんが、別の部分で少し厄介な制限が設けられています。それは、他のカードローンは解約をしなければならない点です。
但馬銀行にある他のカードローンをすでに契約している方は、解約しなければなりません。セカンドライフ応援シリーズには、カードローン以外にもフリーローンがあるのですが、この両方を契約する場合には合計で限度額が100万円となります。
カードローン単独での限度額は10万円から100万円までで、10万円単位で設定されます。金利は一律で9.8%となるために負担は少なく、他のカードローンを解約する条件が付けられているため、返済に関してはスムーズに進むようになっています。
但馬銀行のカードローンでは、一部で専業主婦の借り入れも可能としています。配偶者に安定した収入があればみずほ銀行のみずほMyWing同様に利用対象となるため、消費者金融では利用条件を満たせない専業主婦のカードローンも対応をしてくれます。
ただ、専業主婦が借りる場合には、返済に気をつけておく必要があります。本人に収入を持たないので借りすぎると返済が厳しくなる可能性があるため、いくら借りたらいくらの返済になるのか、利息はどの程度なのかを事前にしっかりと見ておかなければなりません。
また、但馬銀行のスピードポケットプラスは、口座振替返済タイプであれば自動融資機能があるため、便利に利用が出来ます。口座からの引き落としの残高が不足していると自動融資でまかなってくれるため、残高不足による支払いの処理が出来ないといった状況が防げるのです。