大阪府に本店を構える中堅消費者金融のフクホーは、大阪府以外でも日本全国来店不要でネットでのキャッシング申し込みができるようになっています。忙しい方でもいつでも手の空いたときに手続きが進められ、融資に関しても銀行振り込みで対応をしてくれるので助かります。
中堅消費者金融の中でも知名度が比較的高いフクホーは、大手のプロミスの審査やアコムでの借り入れが難しい方が検討するには適した消費者金融と言えます。
ただ、利便性の面ではどうしても大手の人気消費者金融には劣ってしまうので、利用を考える際には借り入れや返済が問題なくスムーズに行えるかどうかをしっかりと確認をしておくと良いでしょう。
フクホーのキャッシングはカードローンタイプではないため、限度額内で繰り返し借りるといった使い方ができません。有名消費者金融や銀行からの借り入れであればカードローンとなる場合がほとんどのため、限度額があればその中で繰り返し自由に借りられます。
しかし、フクホーでは一度借りたらあとは返済をするだけとなります。追加で借りたいとなれば増額の申し込みをしなければならず、どうしても不便に感じる部分が大きいのも事実です。
今だけ少しでも借りられれば十分、今後のフクホーでのキャッシング利用は考えていないといった場合であれば問題はありませんが、お金はいつ必要になるかは分かりません。
契約後に限度額内で繰り返し借りたい、いざというときの備えとしてカードを持っておきたいといった場合には、繰り返し借りられるカードローンタイプのキャッシングを利用した方が良いです。
フクホーのキャッシングは広い用途で借りられる「フリーキャッシング」と、多くの借り入れを一本化するおまとめローンや他社からの借り換えに使える借り換えローンの「貸金業法に基づく借り換えローン」の二つの商品があります。
金利はどちらも実質年率7.30%~20.00%となっており、借り入れの金額が10万円未満の場合には上限で20.00%の実質年率の適用となる場合があります。
フクホーの公式ウェブサイト上のトップページには金利7.30%~18.00%と書かれていますが、同じくフクホーの公式ウェブサイトの商品案内には5万円~10万円未満の貸付金額で7.30%~20.00%の実質年率となっているため、フクホーの上限金利は20.00%と考えておきましょう。
大手の消費者金融の金利はアイフルを例に挙げると上限で18.0%となっており、フクホーはいくらか上限で金利が高くなっています。ただ、中堅消費者金融では上限で20.0%の実質年率とするところは少なくないので、中堅消費者金融の中で見れば標準的な内容と言えます。
フクホーにはフリーのキャッシングローンの他に、貸金業法に基づく借り換えローンの用意もあります。複数のカードローンやキャッシングの利用を一本化するのが基本的な使い方となりますが、フクホーへの借り換えを行うおまとめローンはそこまで優れたものではありません。
もちろん借り入れを一本化ができるのは返済先が一つになることや、借り入れの総額によっては金利の低下も期待できることなどでメリットはあるのですが、そもそもフクホーの金利がそこまで優れた水準ではないので、おまとめローンとしての利用先には適していません。
おまとめローンや借り換えローンとして借りる借り方は、フクホーだけでなく大手の消費者金融や低金利の銀行カードローンでも利用ができます。例えば知名度が非常に高い大手SMBCモビットの場合には、商品としてのおまとめローンは用意をしていませんが、借りたお金で一本化をする、借り換えることが可能となっています。
大手であれば限度額が大きくなれば金利の低下にも期待が持て、返済の負担の低下にも繋げやすくなります。借り換えやおまとめを考えるなら中堅消費者金融は良い選択とは言えないため、フクホーでの借り入れは基本はフリーキャッシングとなります。
大手とは異なる現状での審査を行うとされているフクホーは、困ったときにはたしかに頼れる借り入れ先となります。ただ、それはあくまで初回の借り入れ時に限られ、追加で借りたい場合には再び申し込みをして審査を受けなければならないなど不便な点もあります。
急ぎで追加で借りたいとしても申し込みをして審査の結果、そして融資の実行と全ての手続きが終わるまで待たなければならないので、必要な日時までに間に合わない可能性が出てきます。
限度額内で繰り返し借りられるカードローンタイプなら、限度額に余裕さえあれば時間をかけずにすぐに借りられるので、今後の必要に応じてキャッシングの利用が可能となります。
追加での借り入れも視野に入れつつ大手とは異なる審査基準でキャッシングの利用を行いたいと考える方は、スルガ銀行グループのダイレクトワンを見ておくと良いでしょう。スルガ銀行グループながら大手とは異なる審査基準となっているため、少額での借り入れなど対応ができる可能性があります。
ダイレクトワンなら過去に過払い金の請求をしている方などでも、現在の収入や他社利用状況に問題がなければ審査の結果次第で融資をしてくれます。大手では申し込み自体が難しくなる方でも、総量規制の範囲内で現状の返済が正常にできていれば、ダイレクトワンなら借りられる場合があります。
フクホーは最短で即日の融資も可能としていますが、ネットでの申し込みの場合には即日融資の利用は現実的に難しいです。フクホーの店頭窓口であれば申し込み時間や審査内容によっては最短即日融資も可能ですが、ネットでは書類のやり取りがあるので当日中には借りられません。
大雑把な流れとしてはネットで申し込み後、契約書類が郵送され、必要事項の記入や捺印をしてフクホーに返送、フクホー側で書類の確認後に振り込みでの融資となります。
書類が届いてから書いて送り返して、それからの融資となるため、どう急ぎで頑張っても郵送での契約では即日融資の利用はできません。コンビニを使う手続きならいくらか早くはできますが、フクホーの店舗に来店をしない場合には借り入れまでに時間がかかると考えておきましょう。