福島信用金庫は、1918年に設立された有限責任福島市信用組合をルーツとしている金融機関です。その後、1959年に太陽信用組合、1970年に飯坂信用金庫、さらに1976年に伊達中央信用金庫と合併した事により、現在の形態となっています。

略称はふくしんで、福島県の福島市、伊達市、二本松市、相馬市の内で玉野及び東玉野、伊達郡、双葉郡浪江町の内の津島・下津島・南津島・羽附町・赤宇木・昼曽根・川房、相馬郡飯館村のうちの飯樋・比曽・松塚・関根・臼石・二枚橋・須萱・前田・佐須、宮城県伊具郡丸森町を営業区域としています。福島信用金庫が提供しているローン商品は、これらの地域に居住か勤務している人が対象です。

福島信用金庫ふくしんカードローンは、10万円から50万円、60万円から100万円、110万円から200万円、210万円から300万円の4種類のコースが用意されている商品です。契約期間は3年間で自動的に継続更新されますが、予定日において満年齢70歳以上の人は更新が出来ません。

コースごとに条件は異なっており、10万円から50万円の場合は利用実績及び収入の有無が問われないので、アルバイトやパート、専業主婦も利用できます。60万円から100万円は、利用実績は問われませんが、安定継続した収入が必要となります。

110万円以上のコースについては、福島信用金庫の有担保住宅ローンの利用者及び予定がある人、完済3カ月以内で前年度の収入が300万円以上の人を対象としています。このために、このコースを利用する場合は所得を証明しなければならないので、源泉徴収票や確定申告書の控え等の提出が求められます。

100万円以内のコースの場合は、運転免許証や健康保険証等の本人確認書類のみであり、インターネットからの申し込みが可能です。

融資利率は、10万円から50万円は年14.0％、60万円から100万円は年9.5％、110万円から200万円は年8.5％、210万円から300万円は年7.5％ですが、財形貯蓄か給与振込の実績のある場合はゴールド金利が採用されます。

この場合は、10万円から50万円が12.0％、60万円から100万円は8.5％、110万円から200万円は7.5％、210万円から300万円は6.5％となります。

申し込み方法は、インターネットとFAXが用意されており、しんきん保証基金による仮審査通過後に本支店窓口で契約手続きを完了させてローンが実行されます。約定返済日は毎月の10日で、残高スライド方式による口座からの自動引落しです。

福島信用金庫きゃっする500は、平日15時までに申し込んだ場合は、原則として審査結果が最短即日回答されるカードローンです。その後店頭窓口で正式契約後に、カードが発行されてローンが実行される仕組みなので、急いでいる時の利用に向いている商品です。

事業性資金以外であれば自由な利用が認められており、全国の信用金庫やコンビニエンスストアに設置されているATMで入出金できます。

年齢は満20歳以上65歳未満を対象としており、利用限度額は10万円以上500万円以内です。年金受給だけしか収入がない人は対象からは外れてしまいますが、アルバイトやパートは利用可能です。また、満69歳以下で安定した収入を得ている配偶者がいる場合は、50万円を上限として専業主婦も利用できます。50万円を上限に専業主婦も利用出来るカードローンとして、イオン銀行カードローンと似た内容と言えるでしょう。

融資利率は契約極度額により変動するシステムで、50万円以下の場合は年14.6％、60万円以上100万円以下は年14.0％、110万円以上200万円以下は年12.0％、210万円以上300万円以下は9.8％、310万円以上400万円以下は7.5％、410万円以上500万円以下は4.5％です。

福島信用金庫きゃっする500の仮審査申し込みも、インターネット及びFAXから行えます。必要書類は運転免許証、健康保険証、パスポート等の本人確認書類の写しだけです。ただし、申し込み極度額が300万円を超える場合には、別途に源泉徴収票等の所得証明書類の写しも求められます。

保証会社として信金ギャランティ株式会社を利用するカードローンであるため、利用者側が担保や保証人は用意する必要はありません。自身の信用一つで借りられる手軽なカードローンと言えます。

毎月の10日に、返済預金用口座から残高スライド方式により決定された金額が引落しされます。返済金額は、約定日前日残高が50万円以下の場合は1万円、50万円超70万円以下は1.5万円となり、借りている金額が大きくなると、返済金額も膨れ上がってしまいます。なるべく余裕のある返済をするのであれば、たくさんを借りないようにするのが重要なポイントとなるでしょう。

福島信用金庫きゃっする500は、契約後に利用限度額の増額が可能な商品です。このために、遅れずに返済を続けていく行動は信用を良化させる上で大きなポイントとなります。増額により可能性を広げられるだけではなく、金利が低くなるので返済の負担も軽くなるのです。