南都銀行には2種類のカードローン商品がありますが、まず見ておきたいのが「E-PACK」です。E-PACKには自動融資機能がついており、公共料金やクレジットカードの引き落とし日に、万が一預金口座の残高が不足していた場合、E-PACKがその口座に対して自動的に不足分のお金を貸付ける機能です。これならば、残高不足による引き落としの滞りの心配もいりません。
E-PACKには使い道にあわせて限度額が6つ設定されており、20万円、50万円、70万円、100万円、200万円、そして300万円です。限度額によって毎月の返済金額も異なり、限度額が20万円と50万円の場合には毎月1万円を返済、そして70万円と100万円の限度額の場合には毎月2万円を返済します。
200万円の場合には毎月3万円、300万円の場合には毎月4万円を返済しなければなりません。100万円の限度額でも返済金額は毎月2万円と、比較的余裕のある返済スタイルです。金利も限度額に応じて適用金利が変動して、年14.0%から9.0%の間で変動します。
南都銀行カードローンのE-PACKに申し込む際に気になるのが利用条件で、限度額によって基準が異なります。いずれの場合でも南都銀行の営業エリア内に住んでいることが前提条件となります。その上で限度額が20万円の場合には年齢が20歳から60歳までで、安定継続した収入が本人、または配偶者になければなりません。
ここでチェックをしておきたいのが「配偶者に安定した収入があれば良い」とする点です。本人ではなく配偶者でも良いため、専業主婦でも借りられる内容となっています。配偶者の安定収入で専業主婦が利用出来るのはイオン銀行カードローン、みずほ銀行の女性専用カードローンのみずほMyWingなどと同じ条件となっています。
南都銀行E-PACKで限度額50万円を希望する場合には、20万円が他の条件に加えて、勤続年数が3年以上、または営業年数が3年異常なければならず、本人に安定継続した200万円以上の収入がなければなりません。
さらに、本人または同居している家族が持ち家を所有しているか、公団住宅や社宅に1年以上居住していなければなりません。
70万円の限度額を希望する場合、求められる年収が200万円から250万円にアップします。そして限度額が100万円を希望の場合には年収条件が300万円になり、公団住宅や社宅への最低居住年数が1年から2年と長くなります。
200万円と300万円の限度額を希望する場合の細かい条件につきましては、南都銀行の窓口で確認をしてください。
南都銀行のもうひとつのカードローンは「キャッシュクイック」です。名前からも分かるとおり、スピーディーさがこのカードローンの売りのひとつです。
キャッシュクイックは電話での申し込みもできますが、どうしてもすぐにお金が借りたい方に対しては、指定口座にお金を振り込むことによる即日融資の借り入れも可能です。ただしその場合、カードの発行は後日になりますのでご注意ください。
電話以外にもパソコンからの申し込みもでき、パソコンでの手続きは非常に簡単です。南都銀行のホームページからフォームにアクセスをして「事前審査申込」に入力します。24時間365日受付してくれますので、時間のない方でも大丈夫です。
申し込み内容の確認の電話が来てから審査が行われ、審査結果も電話で連絡されます。融資可能との審査結果が出たら、郵送もしくはファックスを使って正式な申し込みをします。受け付けられるとカードが発行されますので、それを使ってお金を借りれば良いのです。
南都銀行のキャッシュクイックは人気の消費者金融であるプロミスやアコム、アイフルのネットでの申し込みからの来店不要Web契約と同じような手続きとなります。
銀行は消費者金融よりも手続きが面倒になるイメージがありますが、南都銀行のキャッシュクイックなら来店をする必要もありませんので、近くに店舗がない人や忙しくて店舗に足を運べない人でも心配いりません。
借り入れや返済の方法も多岐に渡っており、その中でも特筆すべきはATMです。借り入れの際には南都銀行のATMはもちろん、コンビニエンスストアのATM(イーネットATM、セブン銀行ATM、ローソンATM)、郵便局のATM、そして提携銀行のATMを使ってもお金が借りられます。返済する場合でもATMは利用可能ですが、提携銀行のATMでは返済のは利用できません。
また、南都銀行カードローンのキャッシュクイックは、毎月の返済金額も細かく分かれています。E-PACKは限度額に応じて返済金額が変わっていますが、キャッシュクイックは借り入れ金額の残高に応じて返済金額が変わっていきます。借りている金額が10万円以下であれば毎月3,000円以上の返済、20万円以下であれば毎月6,000円以上の返済です。
南都銀行は、奈良県奈良市に本店を構える地方銀行です。奈良銀行がりそな銀行と合併して本店が移動したことにより、現在奈良県内に本店を構える銀行は、南都銀行のみとなっています。
女子アイスホッケーの活動にも熱心で、1997年の日本リーグ創設時よりのメンバーとなっており、チームからはオリンピック代表選手も輩出しているなどで有名です。
様々なサービスを提供する南都銀行のカードローンにしても、E-PACKもキャッシュクイックも、手続きも契約後の利用も何かと便利で役立ちます。地方銀行のカードローンだからこその低い金利を活用し、高い利率となる場合の多い消費者金融金利と比較をし、負担が軽くなるようなら借り換えやおまとめローンとしての利用も良いでしょう。
おまとめローンとしては専用のローンとなる東京スター銀行のおまとめローンなどもありますが、やはり手続きの早さや手軽さを考えれば、南都銀行のカードローンが優れている点もあります。