申し込みの条件をまず確認
第三銀行のカードローン[SUN]への申し込みは、安定した収入があることが条件となります。無職や収入が安定していない方は申し込みが行えないので、当然ながら借り入れも不可となります。
安定した収入があれば年収に関する制限は設けられていませんが、銀行での借り入れであることを考えるとやはりそれなりの収入はできるならほしいところです。具体的にいくらであればカードローンの審査基準をクリアできるかは不透明な部分がありますが、あまりにも収入が少なすぎる方では審査通過が難しい可能性が高くなります。
また、年齢や地域にも注意が必要です。第三銀行のカードローン[SUN]は満20歳以上、70歳以下の第三銀行の営業区域内にお住まい、またはお勤めの方を対象としているので、未成年の方や第三銀行の営業区域外の方では申し込みが行えません。
第三銀行のカードローン[SUN]の申し込み条件 |
対象年齢 |
満20歳以上70歳以下の方 |
収入条件 |
安定した収入がある方 |
対象地域 |
第三銀行の営業区域内にお住まい、またはお勤めの方 |
審査から契約までの流れ
第三銀行のカードローン[SUN]に申し込みを行った後は、第三銀行および保証会社となる消費者金融大手のアコムによる審査が行われます。
審査でOKとなれば契約手続きとなり、第三銀行の口座をお持ちで無い方はカードローンの契約までに、普通預金口座を返済用の口座とするために開設する必要があります。手続き内容によっては窓口への来店が必要となりますが、特に問題が無ければ第三銀行の口座開設は来店をせずとも郵送でも行えるので、手間をかけずに口座の開設も進められます。
カードローンの契約も書類の郵送で進められ、手続きが完了次第カードの郵送です。カードを受け取った後はATMで便利に素早く借りられますが、カードの到着前に借りたい方は契約時に返済用の第三銀行の口座に必要額を振り込んでもらえるので、急ぎの方は希望内容を伝えるようにしましょう。
契約後の主な利用方法
契約を完了させてカードを受け取った後は、第三銀行だけでなく様々な提携ATMで便利に借り入れが行えます。第三銀行のATMでは時間外でも手数料が無料となるので、余計な費用をかけずに必要な金額だけを借りられるようになっています。
利用時間の制限はありますが、第三銀行のATMの他にセブン銀行ATM、イーネットATMなどのコンビニATMが利用できますが、利用にあたっては提携ATMの利用手数料がかかるために注意が必要です
口座から引き出す手数料と利息負担の差 |
利用金額 |
利息負担 (金利年14.50%) |
ATM手数料 時間外 |
10,000円 |
11円(3日間) |
100円+消費税 |
30,000円 |
35円(3日間) |
100円+消費税 |
50,000円 |
59円(3日間) |
100円+消費税 |
70,000円 |
83円(3日間) |
100円+消費税 |
100,000円 |
119円(3日間) |
100円+消費税 |
週末に手持ちのお金が無くなったとした場合、週明けまで借りて少し余裕を持って返済をするとなると、借り入れの日数は3日間程度となります。カードローンの利息は借り入れの日数分のみの支払いとなるので、3日間しか借りなければ上記の表のように利息負担も少なくなります。
さすがに10万円などのまとまった金額となると手数料負担の方が軽くなりますが、90,000円程度までであれば同水準、それ以下の金額となると3日間の借り入れで年14.50%の金利となれば利息の方が安くなります。
ATMでの任意での返済ができる第三銀行のカードローン[SUN]だからこその使い方であり、手数料の支払いを極力抑えて利用をしたいと考える方にも役立つカードローンとなるのです。
金利と毎月の返済金額
カードローンの利用は計画的に行うのが基本であり、そのためには金利と毎月の返済金額の確認は欠かせません。収入と支出から無理のない返済を行うためには必ず見ておくべき項目で、毎月の返済が多くできない方は特にしっかりと見ておくべきです。
第三銀行のカードローン[SUN]の金利は利用限度額によって段階的に定められており、大きな金額の契約となると金利が下がります。プロミスやアイフルといった消費者金融とは異なり、いくら借りるとどの程度の金利になるのか明確になっているために返済の計画も立てやすいです。
第三銀行のカードローン[SUN]の金利条件 |
利用限度額 |
借り入れ金利 |
10万円~90万円 |
年14.5% |
100万円~190万円 |
年12.8% |
200万円~290万円 |
年9.8% |
300万円~390万円 |
年7.8% |
400万円~590万円 |
年6.8% |
600万円~790万円 |
年5.8% |
800万円~990万円 |
年5.0% |
1,000万円 |
年4.8% |
最も少額の利用となる10万円でも年14.5%の金利となるのは、他の銀行を見てもオリックス銀行カードローンやじぶん銀行カードローンよりも低い利率となります。大手のメガバンクと比べても三井住友銀行カードローンは上限金利が年14.5%で同水準となっています。
地方銀行だからと特に劣る部分はなく、金利負担を抑えて借りたい方にも第三銀行のカードローン[SUN]は納得の内容となっています。金利負担が軽い分だけ毎月の返済金額も少なく抑えられているので、返済を分散して進めたい方にも利用がしやすいです。
返済金額は前月末日時点の借り入れの残高に応じてそれぞれ定められており、限度額が大きいとしても借り入れの金額を抑えておけば、返済金額も小さく余裕が持てるようになります。毎月6日の返済日までに決められた約定返済額を口座に入金しておけば良いので、返済の手間がかからないのも良い点です。
第三銀行のカードローン[SUN]の返済金額 |
借り入れ残高 |
約定返済金額 |
10万円以下 |
2,000円 |
10万円超20万円以下 |
5,000円 |
20万円超50万円以下 |
10,000円 |
50万円超100万円以下 |
20,000円 |
100万円超200万円以下 |
30,000円 |
200万円超300万円以下 |
40,000円 |
以降、借り入れ残高が100万円増加毎に、返済金額が10,000円ずつ増えていきます。詳しくは第三銀行公式ウェブサイトでご確認ください。
10万円以下の利用であれば2,000円ずつの返済で良いため、毎月の返済が多くできない方は少額の利用に留めておけば安心です。余裕があるときには任意での入金も行えるので、毎月の返済額には余裕を持っておいて困ることはありません。
任意での多めの返済をしておけばその分だけ借り入れ残高が減り、翌月以降にかかる利息が減っていきます。利息が減れば同じ返済額でも借り入れ残高が多く減らせるので、完済を早めたい場合にも任意での返済は有効です。
任意での返済は口座への入金かATMで
毎月の約定返済額以上の返済は、カードを使ってATMでの入金か、返済用の口座への随時入金で行えます。約定返済額以上であれば任意の金額で返済ができるため、お金が余った際には無駄遣いをするのではなく、完済を早めるためにもなるべく返済に回すようにすると良いでしょう。
幅広く便利に使えるカードローン
第三銀行のカードローン[SUN]は事業資金を除く個人が使う健全な範囲であれば、用途に関しては特に制限はされていません。普段の生活費としての利用はもちろん、冠婚葬祭などの急な出費やレジャーなどのまとまった費用としても、低い金利を生かした借り換えやおまとめとしての利用も可能としています。
カードローンとなるために限度額内で繰り返しの借り入れができるのも良い点で、借りるたびに資金使途の申告の必要もなく、借りたい分だけ限度額の範囲内であれば素早く借りられます。
住宅ローンやマイカーローン、またはフリーローンとは異なるカードローンは、一度契約をしておけば年会費や入会金もかからずに限度額内で何度でも借りられます。借りたお金を全て払い終えた後でも解約をしなければ契約は残るため、また借りたいときがきたら再申し込み不要でカードを使って借りられるのです。
第三銀行のカードローン[SUN]の様々な使い道
- 生活費が少し足りないときのお金として
- レジャーや買い物などの費用が足りないとき
- 冠婚葬祭が重なるなどの急な出費が続いたとき
- 他社の金利が高い場合の借り換えやおまとめ
- その他の暮らしで困ったときの借り入れ
困ったときに頼れる第三銀行のカードローン[SUN]は、繰り返しの借り入れでも限度額の範囲内であれば再申し込みは不要となりますが、限度額上限まで借りてしまうと返済をしない限りは追加で借りられなくなってしまいます。
いざというときに素早く借りるためにも、できることなら限度額には余裕を持たせておき、借りられるからと上限いっぱいまでは借りないようにした方が良いです。追加で借りたいときに借りられないと困ってしまいますので、いつでも借りられるようにするために限度額はいくらか空きを作っておくべきです。
それでも出費が重なるなどで限度額上限まで利用をしており、さらに追加で借りたいとなれば限度額の増額を行うこととなります。限度額を引き上げるためには第三銀行と保証会社のアコムによる増額審査に通過をしなければならないので、増額の申し込みをしたからといって必ずしも限度額が上がるわけではありません。
増額がされるにはそれまでのカードローン[SUN]の利用実績の他に、大きな金額での契約となるために収入や信用情報などもシビアに見られます。今後の増額を考えてカードローン[SUN]を利用していくのであれば、余裕のある計画で借りるようにしてください。
返済の遅れや不足は増額審査に響く
毎月の返済に関するトラブルは、増額の審査でも良い影響は与えません。返済が遅れがちな方や入金額が不足しがちな方は、現在の借り入れでも返済能力がギリギリとなってしまうため、さらに大きな金額を借りることは難しいのです。初回の限度額が小さくとも増額によって大きな金額が借りられる場合もあるので、増額の面でも信用情報の面でも、返済はしっかりと行うようにしましょう。
地方銀行の中でも優れた条件
第三銀行のカードローン[SUN]は他の地方銀行のカードローンと比べても、金利や限度額で劣る内容ではなく、むしろ優れている点も多くあります。特に限度額が最高1,000万円となるのは珍しく、地方銀行でも規模が大きい静岡銀行と比べても、第三銀行の方が大きな金額まで借りられるようになっています。
最近ではカードローンを消費者金融や大手銀行ではなく、地方銀行で利用する方も増えています。やはり地元の身近な金融機関で借りる安心感も大きく、金利や限度額の面でも優れた内容となっているため、地方銀行でのカードローン利用は人気なのです。
第三銀行のカードローン[SUN]よりも下限金利が低い地方銀行がありますが、多くは限度額や極度額によって金利が決まるため、下限金利での借り入れのためには限度額上限での借り入れが必要となります。
横浜銀行や北洋銀行であれば1,000万円近く、スルガ銀行にしても800万円近くの契約とならない限りは下限金利での利用は難しいです。第三銀行にも同じことが言え、下限金利で借りるためには上に挙げた表の通り1,000万円の限度額が必要となります。
銀行のカードローンであれば数百万円は審査の結果次第で借りられる可能性がありますが、最高限度額での借り入れはやはり難しい面があります。現実的な借り入れの範囲で考えると見るべきは上限金利となるので、他の地方銀行と比べても第三銀行が劣っていないのが分かります。
それでも、第三銀行のカードローン[SUN]も無計画に借りれば返済に困ってしまう可能性があります。借りる際にはしっかりと返済の計画を立て、無理のない範囲で借りるようにしましょう。暮らしに役立つカードローンとするためにも、収入と支出のバランスを考えた借り入れとしてください。